わたしにとっての島耕作

島耕作クロニクル1970~2008-社長への軌跡 (プラチナコミックス)島耕作クロニクル1970~2008-社長への軌跡 (プラチナコミックス)
(2008/05)
弘兼 憲史モーニング編集部

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ちょっと前にコンビニで見つけて買っておいたのですが、
あまりの内容の濃さに"積ん読"していたのを一気に読みました。
夕方から読み始めて、気がつくと22時になっていました。

課長時代のモーニングは、ほとんど立ち読みしていて、
途中から読まなくなっていたので、
社長までの軌跡がどのような経緯があったのか
とても気になっていました。

わたしが働き始めた頃からの連載ですから、
一回りくらい上の先輩と同じ時代を過ごしてきたように感じます。
公務員から福祉職場の経験しかないわたしにとっては、
島耕作の全仕事、全事件を一気に振り返ってみるのは、
今となっては戦国時代の武将の歴史を読むような感じがしました。
普通のサラリーマンをしていたら、きっと違う見方になるのでしょうね。
いわゆる団塊の世代に属する島耕作のサラリーマン人生を、
世の中の人はどのように見るのでしょう。

柴門ふみさん、弘兼憲史さん夫妻のマンガが好きで、
お二人の書くエッセイもそれぞれ読んだ事があります。
特に弘兼さんのビジネス本は、
仕事をする上での指南書として活用させてもいただきました。

昔は『仕事人間』って、つまらないものと思っていましたが、
気がつくと、わたしもどっぷり仕事人間になっています。
サラリーマンの様に出世はありません。
でも、正直に職を全うすることを、
島耕作に教えてもらったような気が今もします。

衣類調整

前の記事でくだらないことを書いてしまったのですが、
本当に書きたかったのは、
利用者さんの衣類調整の話です。

ウチのような施設の利用者さんは、
自分で衣類調整が難しい方が大勢います。
わたしも人のことを言えませんが、(真夏でも長袖着てるので・・・)
真夏でも重ね着をしてしまっていたり、
外の活動で汗びっしょりになっても
そのままでずっといてしまったり、
職員が声をかけないと着替えが上手くいきません。

そう言えば、重ね着をする方で、
長袖Tシャツの上に半袖シャツを着る人がいるのですが、
最近の重ね着事情では、OKになっていますね。
オジサンには納得行かないのですが、
時代の先取りだったということなのでしょうか?

自閉傾向のある方など、脳内のつながりに障害があり、
知覚情報が上手く整理されずに、
体温が上がって熱い状態になっていても、
汗をかくことが無いという方もいるそうです。

ウチの親御さんも衣類調整について、
良く口にされる方が何人もいらっしゃいます。
こちらが気づいてあげないと、
場合によっては重大な事になることもあるので、
気をつけていないといけませんね。

出すのか、入れるのか

もう9月になったというのに暑い日が続きます。
ただでさえ、着るものに迷ってしまうわたしは、
何を着ていいのか判らず困ります。
基本的に寒がりなので、エアコン対策もあって、
真夏でも長袖で通しています。
半袖はホントに1年間で数える程しか着ません。

会社に行くときはYシャツ・ネクタイなので楽です。
このところクールビズ対応のYシャツがあるので、
ネクタイ無しでも様になるので助かっています。
しかし、わたしには拘りがあって、
金曜日はカジュアル・ディと決めていて、
普段着に近い格好で会社に行くと決めています。

これが困りのモトなのです。

とってもくだらない悩みなのですが、
薄手の長袖ドレスシャツを、ボタンをかけずに着ます。
その下にTシャツを着るのですが、
Tシャツを綿パンの中に入れるか、
中には入れず垂らすのか、という問題です。

ファッション的に考えれば、外に出すのが良いのでしょうが、
自分の年齢を考えると、若い人のマネをしていると
思われるのもシャクに触る気もするのです。
まぁ、誰が何と言おうとオジサンの部類に入るのですから、
そんなことを気にする方がおかしいのですが・・・・・。

また、Tシャツを出した場合、
エアコンのある部屋で、ずっと過ごすことを考えると、
お腹を冷やしてしまうので調子を悪くしてしまいます。
やっぱり若ぶるから、お腹を壊すんですよと言われてしまいます。
ですから、最近腹巻きを買いました。

結局はTシャツを綿パンの中に入れることで落ち着くのですが、
姿見に映して、「うぅ〜ん」なんて考え込んだりしていました。
別に40歳を過ぎたオジサンなんて誰も気にしませんよね。

日中一時支援〜雑感

この夏の期間に支援学校の児童が日中一時支援で来ていました。
春くらいからボチボチ利用があったのですが、
支援学校の夏休みということもあって、
朝から夕方まで、ウチの施設内で預かるサービスを提供しました。

ただ、今年初めての事業ということから、
最大2名のみの受け入れをしました。
専門の担当者を用意することもできませんでしたから、
今の施設の勤務配置のまま、兼務での対応でした。

そんな感じですから、
時には事務所に連れて来られて「ちょっとの間、お願いします」と、
わたしや同僚の事務員が対応するということもありました。
障害児のケアは初めてだったのですが、
良い経験をさせてもらいました。

やっぱり児童は、感情の表現がストレートですね。
二人の児童とも発語のない方々でしたが、
それでもいっぱい自己表現をしてくれていました。
今の時代、早期に療育が実施されているのでしょうね、
初めて施設に来ても、物怖じすることもなく、
職員と遊びに興じているのに、ちょっと驚きました。
(というのか、子供とはそういうものなのでしょうか)

障害児と接してみて、大人の障害者との違いとして、
こちらの試してみた支援に対するレスポンス反応が早く、
マッチすると、ほんとうにスポンジのように吸収して、
次の行動に変化が現れるような気がしました。
このあたりが児童支援のたまらないところなのでしょうね。

それからやはり遊びを通じて、
人と人とのつながりを確かめ合っているような気がします。
自分が好む刺激を提供してくれる人には、
いろんな技(?)を使って、気を引こうとしています。
時にはワザと大声で叫んでみたり、
会う人会う人、手当たり次第に同じフレーズを言ってみたり。

大人以上にマズローの言う『基本的欲求』が強いのでしょうね。
自分の安心や安全を求めたり(安全欲求)、
自分の存在を認めてくれる環境を求めたり(愛情欲求)。
そうした欲求に応えるためには、
結構体力がいるかも知れないとも思いました。
だって、彼らはやっぱり若いんだもん。

theme : 福祉のお仕事
genre : 福祉・ボランティア

緑提灯って知ってますか

こくぼ家さん

時々食べに行く家系ラーメン屋さんの店先に
赤提灯ならぬ緑提灯が下がっていました。

店内の案内によれば、
『国産や地場産品を積極的に使っている店』の印だそうです。
日本の食料自給率が40%以下になってしまっている現状に、
レストランや居酒屋などの経営者が自発的に始めた活動のようです。
今日はチャーシュー麺を頼んだのですが、いつにも増して美味しかった。

チャーシューメン

調べてみたら、甲府の中心で時々行っている
郷土料理屋『銀座江戸家』さんも緑提灯の店でした。


詳しくは、緑提灯ホームページ http://midori-chochin.jp まで

職場のイライラ

イライラ・・・。【筑豊雑記帳/2008.8.28】

ウチの職場でも以前は、とてもピリピリした空気が流れていて、
職員間の雰囲気も良くなくて、大きな声で指示していたり、
「忙しい、忙しい」という声が聞こえていました。
利用者さんの不安定も半端じゃなく、
あれこれと支援方法を変えては、お互いが疲弊していきました。

筑豊雑記帳のアコードさんがおっしゃるとおり、
職員のイライラは確実に利用者さんに影響します。
うちには軽度の利用者さんが少ないので知らなかったのですが、
職員のイライラに対して、気を使うようになるのですね。
それが限界をきたすと、不適切な言動になっていく。
どこか支援の質のバロメーターになる気がします。

知らず知らずに利用者さんに気を使わせている。
わたしたち支援者がすべきことの真逆の事をしているんですね。

ウチでもサービス改善委員会などを行ってしばらくは、
まるで人が変わったかのように
利用者さんに対する対応がスムースに行っていました。
しかし、どうしてかしばらくすると元に戻ってしまいます。
これは知的障害者施設だからなのでしょうか。

利用者支援にも言えることですが、
『原因』があるから、『結果』があるのですから、
イライラとなる根本原因を見つけることからしか、
改善は見られないのかもしれません。
職員がイライラしてしまう原因は、どんな事が考えられるでしょう。

  ・退職などで人が減った後に、補充がなかなかされない。

  ・入れ替わりの激しい職場で、新人指導に時間が取れない。
   (反対に、新人なのに即戦力を求められる)

  ・個別支援計画の作成など、これまでにない業務が増えた。

  ・古い考え方に基づいた支援方法にこだわる職員がいて、
   新しい支援方法との間でミゾがある。

  ・そもそも職員間に派閥のようなものができている。

  ・信頼できる先輩職員や理想と思える先輩がいない。

  ・法人、施設としての方針がはっきりしていない。


ここに挙げたものは、わたしの勝手な想像ばかりです。
しかし、読まれている方の中には思い当たる点があると思います。

ウチの施設ではコンサルタントを頼んでから、
経営改革を職員参加で行ってきました。
まだまだ全てが上手く行っているという訳ではありません。
すこしずつですが、『利用者の笑顔のため』を合い言葉に、
職場環境改善に努めています。

theme : 現場職員のぼやき・悩み
genre : 福祉・ボランティア

羨ましい人は良きモデル

久しぶりにPHP増刊号を買いました。
特集は『運を呼び込む25の方法』。
今のわたしには運を呼び込んで何かを得ようとか、
具体的なものも無いのですが、思わず手にとってしまいました。

第二の書斎となっているお風呂で初めの方だけ読みました。
精神科医のドクターが、人間関係について書いていました。
その中に、『まわりの人によって自分が磨かれる』とありました。

 ◎困った人は反面教師

 ◎羨ましい人は良きモデル

対人援助の福祉の現場にいると、毎日が人間関係の連続です。
対・利用者さんとの関係も大切ですが、
職員同士の人間関係は、それ以上に重要なウェイトを持ちます。

これまでわたしは長く役人勤めもしていましたから、
対人援助の仕事をかれこれ20年近くやってきました。
わたしも人間ですから、
嫌いな人、苦手な人というのがあります。
(この歳となると、そういう人も少なくなりましたが・・)

しかし、それ以上に羨ましいと感じるというか、
こういう人になりたいと思う先輩を多く見てきました。
時には同僚の異性に対しても感じることがありました。

その立ち振る舞い、言葉遣い、気遣い。
その女性職員のすべてが自分ではマネすることができないような、
そんな特別なものに感じて、羨ましく思ったものです。
当時流行ったDREAMS COME TRUEの『眼鏡越しの空』の歌詞。

 ♪Ah〜 短い髪 シャンとした後ろ姿 思い出す度
  あなたのようになれたらと 憧れる
  
  あなたのようになれたらと 憧れる
  その想いが ちからをくれる


最近では聴くことはありませんが、
この歌がドリカムで一番好きな歌であることの理由は、
その人の事を思い出すからなのかも知れません。

身近に羨ましいと感じる人がいることは、
自分がどういう方向に進んでいきたいのかを
考えさせてくれる良い目標となると思います。
記事にもあるように、そうした人は自分にとっての
『理想』であり、『目標』なのだと思います。
そうした人たちに巡り会えたわたしは幸せだと思います。


福祉作業所のこと

昨日、紹介した精神の福祉作業所のパンフレットを見て愕然としました。
小規模作業所は、どこも同じような運営状況なのでしょうが、
利用者定員15名のところに、専任指導員2名とあります。

しかし、昨日の夜店を手伝っていたのは、
少なくとも10数人の方々が頑張っていたように思います。
法人の関係者の方にお声を掛けさせていただいたのですが、
ほとんどがボランティアの方なのだそうです。

わたしの施設は法内施設ですから、
国基準に基づいた職員数が確保されていることもあって、
専門技術をもった講師の先生を除けば、
ほとんどの活動をプロパーの職員でまかなっています。

法人の成り立ちや立地条件など、
前提となるやり方が全く違うのですが、
あのようなお祭りでの盛り上がりは、
正直、わたしの施設では体験できないなぁと思いました。

地元に密着した作業所と山里に離れて立つ入所施設と
同じように考えるのは違うと思いますが、
対象者を中心として、支援者が盛り立てている様子を見ると、
ただただ羨ましく思えました。

吉田の火祭り

吉田の火祭り

上野から『あずさ』で速攻とって返して
クルマに乗り換えて吉田の火祭りを見にきました。
この祭りは、昔から日本三奇祭と言われる伝統行事です。
これをもって富士山の山じまいとなります。

どれほど奇祭であるかというと、
富士吉田の目抜き通りに高さ約3mの大松明が、
全長2kmにわたって燃え渡ります。
大松明の並ぶ間にも井げたに組まれた薪が、
一定間隔で焚かれていますので、
通りの真ん中に炎のセンターラインがあるようです。

さらにその狭い通りの両側に夜店が出るのですから、
危ない事この上ない状態です。
今夜は霧雨が降るあいにくの天気だったのですが、
実際通りを歩いていると熱くて熱くてたまりませんでした。

吉田の火祭り2008
吉田の火祭り2008
by heart

さて、会場の中に同業者の夜店がありました。
『富士桜作業所』でご当地名物の
吉田のうどんを販売していました。
わたしもちょうどお腹が減っていたので、
さっそくいただきました。
富士桜作業所吉田のうどん
さすがに本場の吉田のうどんです。
富士山の雪解け水でこねた麺は、
腰が強くて、すごい歯ごたえが特徴です。
さらにはオリジナルの辛みそを入れると格別です。
ほんとにおいしいので、
みなさんも吉田の火祭りに行ったら、
富士桜作業所のうどん食べてみてください。

コロー展

コロー展
休日2日目は上野の国立西洋美術館で行われている、
『コロー 光と追憶の変奏曲』という展覧会を見ました。
6月からやっていたのに、終了間近にようやくです。
わたしの住んでいる山梨にある県立美術館に収蔵された、
『大農園』という作品も出品されていました。

コローは、ミレーやルソーなどと共にバルビゾン派と呼ばれるため、
わたしにとっては風景画家として馴染みの深い画家でした。
ですから、今回展示されている人物画には、
ちょっと意外に感じました。
しかし、初期から晩年までの作品に触れ、
音声ガイドをたよりに氏の絵画に対する考えや、
独自の技法などを知ることができました。

この時代においては先駆的であり、
その後に現れる印象派やキュビズムの画家に
多大な影響を与えた画家であることがわかりました。
音声ガイドを借りたこともあって、
開館すぐに入ったのですが、
気づくとお昼を過ぎてしまうくらい、ゆっくりと見られました。

特に気になった作品は以下のとおり。

 ・トリニタ・デイ・モンティ教会(白い教会を遠景で望む)
 ・ティヴォリ、ヴィラ・デステ庭園(農夫の子供が座っている)
 ・ヴィル=ダヴレーの作品群
   (神はコローのためにヴィル=ダヴレーを作られた)
 ・傾いだ木(画面構成の妙にほれぼれ)
 ・鎌を手にする収穫の女(写実的な人物画に驚く)
 ・真珠の女(まさにモナリザ)
 ・青い服の婦人(華やかなりし当時の衣裳)
 ・ヴィル=ダヴレーの想い出(風景画の集大成だと思う)


展覧会の終わりに、
コローとカンディンスキーの描画を扱ったタペストリーがあり、
それぞれに言葉が添えてありました。

『現実は芸術の一部であり、
 感情はこれを完全なものにする』
 コロー
『ただ感情によってのみ、
 芸術における真実に到達できる』
 カンディンスキー
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Heart さん

Author:Heart さん
山梨県にある知的障害者の入所施設で事務員をやっています。
障害者福祉を話題の中心に、うつくしいものやココロについて日々感じたことをつれづれなるままに綴っています。

座右の銘は、「日々是好日」です。
過去でも未来でもない、今を大事に生きていきたいと考えています。
  since 2007/05/13

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