福祉作業所のこと

昨日、紹介した精神の福祉作業所のパンフレットを見て愕然としました。
小規模作業所は、どこも同じような運営状況なのでしょうが、
利用者定員15名のところに、専任指導員2名とあります。

しかし、昨日の夜店を手伝っていたのは、
少なくとも10数人の方々が頑張っていたように思います。
法人の関係者の方にお声を掛けさせていただいたのですが、
ほとんどがボランティアの方なのだそうです。

わたしの施設は法内施設ですから、
国基準に基づいた職員数が確保されていることもあって、
専門技術をもった講師の先生を除けば、
ほとんどの活動をプロパーの職員でまかなっています。

法人の成り立ちや立地条件など、
前提となるやり方が全く違うのですが、
あのようなお祭りでの盛り上がりは、
正直、わたしの施設では体験できないなぁと思いました。

地元に密着した作業所と山里に離れて立つ入所施設と
同じように考えるのは違うと思いますが、
対象者を中心として、支援者が盛り立てている様子を見ると、
ただただ羨ましく思えました。

吉田の火祭り

吉田の火祭り

上野から『あずさ』で速攻とって返して
クルマに乗り換えて吉田の火祭りを見にきました。
この祭りは、昔から日本三奇祭と言われる伝統行事です。
これをもって富士山の山じまいとなります。

どれほど奇祭であるかというと、
富士吉田の目抜き通りに高さ約3mの大松明が、
全長2kmにわたって燃え渡ります。
大松明の並ぶ間にも井げたに組まれた薪が、
一定間隔で焚かれていますので、
通りの真ん中に炎のセンターラインがあるようです。

さらにその狭い通りの両側に夜店が出るのですから、
危ない事この上ない状態です。
今夜は霧雨が降るあいにくの天気だったのですが、
実際通りを歩いていると熱くて熱くてたまりませんでした。

吉田の火祭り2008
吉田の火祭り2008
by heart

さて、会場の中に同業者の夜店がありました。
『富士桜作業所』でご当地名物の
吉田のうどんを販売していました。
わたしもちょうどお腹が減っていたので、
さっそくいただきました。
富士桜作業所吉田のうどん
さすがに本場の吉田のうどんです。
富士山の雪解け水でこねた麺は、
腰が強くて、すごい歯ごたえが特徴です。
さらにはオリジナルの辛みそを入れると格別です。
ほんとにおいしいので、
みなさんも吉田の火祭りに行ったら、
富士桜作業所のうどん食べてみてください。

コロー展

コロー展
休日2日目は上野の国立西洋美術館で行われている、
『コロー 光と追憶の変奏曲』という展覧会を見ました。
6月からやっていたのに、終了間近にようやくです。
わたしの住んでいる山梨にある県立美術館に収蔵された、
『大農園』という作品も出品されていました。

コローは、ミレーやルソーなどと共にバルビゾン派と呼ばれるため、
わたしにとっては風景画家として馴染みの深い画家でした。
ですから、今回展示されている人物画には、
ちょっと意外に感じました。
しかし、初期から晩年までの作品に触れ、
音声ガイドをたよりに氏の絵画に対する考えや、
独自の技法などを知ることができました。

この時代においては先駆的であり、
その後に現れる印象派やキュビズムの画家に
多大な影響を与えた画家であることがわかりました。
音声ガイドを借りたこともあって、
開館すぐに入ったのですが、
気づくとお昼を過ぎてしまうくらい、ゆっくりと見られました。

特に気になった作品は以下のとおり。

 ・トリニタ・デイ・モンティ教会(白い教会を遠景で望む)
 ・ティヴォリ、ヴィラ・デステ庭園(農夫の子供が座っている)
 ・ヴィル=ダヴレーの作品群
   (神はコローのためにヴィル=ダヴレーを作られた)
 ・傾いだ木(画面構成の妙にほれぼれ)
 ・鎌を手にする収穫の女(写実的な人物画に驚く)
 ・真珠の女(まさにモナリザ)
 ・青い服の婦人(華やかなりし当時の衣裳)
 ・ヴィル=ダヴレーの想い出(風景画の集大成だと思う)


展覧会の終わりに、
コローとカンディンスキーの描画を扱ったタペストリーがあり、
それぞれに言葉が添えてありました。

『現実は芸術の一部であり、
 感情はこれを完全なものにする』
 コロー
『ただ感情によってのみ、
 芸術における真実に到達できる』
 カンディンスキー

雨の明治神宮

紅茶に浮かんだ森

遅い夏休みをいただいて都内に来ています。
今は明治神宮の森を散策して、南参道入り口のオープンカフェで、
シナモンアップル・ハーブティーなんか飲んでいます。
大鳥居の工事をしているんですね。

ぼんやりと椅子にもたれて、雨に煙る樹々を眺めてまったりしています。
見るとカップの中にも樹影が写っているのに気づいて、
マクロを駆使して写真を撮ってみました。
素敵なBGMがかかっていたので動画も撮りました。


紅茶の中の森
紅茶の中の森
by heart

DVD発達障害の理解と支援

わたしは、このブログのサブタイトルで
『さまざまな発達障害を持たれた方々と・・・』
という風に書いています。

元々ウチの施設は知的障害者更生施設なのですが、
自閉症や自閉傾向があると診断されている方々が多く、
ダウン症の方やてんかんをお持ちの方も多かったことから、
そうした方々を 総称する言い方として、
『知的障害』と括りたくなかったので、
『発達障害』という単語を使わせてもらっています。

最近、ウチの施設が非常に有意義なDVDを買ってくれました。

発達障害の理解と支援 〜わかり合うって、素敵だね!〜
DVD発達障害の理解と支援
   企画:社団法人 日本発達障害福祉連盟
   監修: 原 仁、湯汲 英史
   協力:日本発達障害学会
   価格: 9,450円


このDVDでは、『さまざま』という部分を、
代表的な8つの障害を取り上げ、
実際の療育現場を紹介しながら、
その障害をわかりやすく簡潔に解説しています。

1.知的障害 2.自閉症 3.高機能自閉症・アスペルガー症候群
4.ADHD(注意欠陥・多動性症候群) 5.LD(学習障害)
6.脳性麻痺 7.重症心身障害 8.てんかん

わたし自身、現場で10年以上働いているので、
1.2.6.8の障害を持たれた方々には接したことがありますが、
それ以外の障害を持たれた方々について、
リアルに接する機会がなかったので、
このDVDで映像として見ることで理解が深まりました。

このDVDは、社団法人 日本発達障害福祉連盟
若しくは、障害者関係専門書店スペース96で求められます。



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報酬の抜本的改善を!

『報酬の抜本的改善を』
 −支援法見直し 事業者団体が意見−
 障害者自立支援法の見直しを検討している社会保障審議会障害部会(部会長=潮谷義子・人権教育啓発推進センター理事)の第36回会合が6日に開かれた。前回に引き続き、関係団体から意見を聞くことが議題だ。事業者団体を中心にヒヤリングを行ったところ、「報酬の水準を抜本的に改善してほしい」などの要望が相次いだ。「報酬は平均障害程度区分ではなく個人単位とすべき」との意見が多い。

         8月18日付け 福祉新聞1面より

前回、7月15日開催の社保審障害部会の記事を書きましたが、
その時に各団体に共通する主張として、

 ・障害特性に応じた障害程度区分の認定
 ・制度の谷間に置かれている障害のすくい上げ
 ・就労支援、相談支援の充実


の3点を挙げておきましたが、大事な主張を忘れておりました。
冒頭にあるとおり、事業者への報酬単価の改善がありました。

福祉新聞の記事にもあるとおり、
日額制を始めとする諸問題による収入の激減は、
経営層、現場それぞれに不安感をあおることとなり、
将来に見切りをつけて退職した後の補充が
なかなか出来ずにいる法人も多いことと思います。

ウチの職場でもそうですが、
個別支援計画の策定に伴う記録システムの強化や
新たな収入確保のための地域生活支援事業への参入など、
支援業務の高度化や新規事業展開などにより、
管理業務が増えることになっています。
そのため、直接支援のために人数が、
これまでに比べて減らさざるを得ない状況にあります。

よりより生活を提供したいと思って、
十分な人材を確保しようとしても、
財源を考えると非正規の募集とならざるを得ず、
その事で福祉職場をこころざしてくれる人が減少してしまう、
そんな悪循環に陥ってしまっています。

現場自身では魅力ある職場づくりを心がけていますが、
いつまでも霞を食べてはやっていけません。
是非ともこの機会に報酬の抜本的改善をお願いします。

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昼寝ネコ


「眠いのよ〜」

毛皮を着ているから
夏のネコはかわいそう。

写真を撮ったら、
起きちゃいました。
ゴメンね。

灯籠流し

灯籠流しは終わりました

今夜は地元の川原で行われる灯籠流しに行きました。
花火の音を頼りに出かけたのですが、
やっぱり遅すぎたようで川面には残念ながら灯籠はありませんでした。
花火も終盤となっていて対岸にかけられたナイアガラが点火されて、
灯籠流しは終了となりました。

ここからは遠くに上がる隣の市の花火大会をみることができます。
米粒ほどの、音も聞こえない花火を見ていると
緩やかな風とともに、コオロギの鳴き声が聴こえてきます。
こうやって季節は静かに移り変わっていくのですね。

終戦記念日

8月15日正午。
毎年この日に行われる全国戦没者追悼式にあわせて
時報と共に手を合わせて黙祷をしています。
近親者に特別な思いがあるわけでもありませんが、
毎年そうせずにはいられないのです。

東京に勤めていた時期に墨田区横網町公園内にある、
東京都慰霊堂(旧震災記念堂)を訪ねたことがあります。
元々は大正12年9月1日に起きた関東大震災での死者を
慰霊するために作られたものですが、
昭和20年3月10日の東京大空襲などで亡くなられた
多くの身元不明の遺骨を納めて現在に至っています。
堂内には空襲の惨状を伝える写真パネルなどあり、
戦争の悲惨さを目の当たりにしました。

さる12日のJAM The World15minuteで取り上げられていた、
東京大空襲訴訟の原告団の清岡美知子さんの話を聞いて、
再度、涙がこみ上げてきました。

1945年3月10日の夜0時7分から2時間53分の間に、実に32万7000発もの焼夷弾を投下、深川から浅草にいたる地域を火の海にし、10万人もの死者・行方不明者を出した壮絶な空襲

            <JAM The World HPからの引用>

これ程までの空襲の責任が今も果たされていないのは、
どうしてなのでしょうか。
原告団は、加害者であるアメリカを相手取るのではなく、
戦争を始めた日本政府に謝罪と補償を求める集団訴訟を
起こしています。

戦後63年目にしてようやく本格的な審理がスタートした
東京大空襲訴訟は、原告の年齢も考慮され、
来春には結審する運びとなっているそうです。
今も戦争は終わっていない方々がいることを考えると、
終戦記念日の今日こそ、平和の大切さを
かみしめなければいけないと思いました。

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関係団体の主張

世間ではお盆休みということで、
長い所では先週の土曜日から次の日曜日までの
9連休という所もあるそうですね。
しかし、わたしは給与計算や利用料請求のあるので、
お盆休みは取らずに働く予定です。

ここ数日のゲリラ雷雨の影響もあって、
いつ停電するか判らない中でのパソコン仕事も、
間隙をぬうように仕事を進めたため、
予定よりも早めに仕事が進みました。

そこでしばらく前にダウンロードしてあった、
7月15日開催の社保審障害部会における、
障害関係団体からのヒアリング資料に目が通せました。
結構なボリュームだったので、
知的障害者に関係しそうな3団体の意見書を読みました。

 ・日本障害者協議会(JD)
 ・(社)日本自閉症協会
 ・日本発達障害ネットワーク

それぞれに特徴のある主張も見られましたが、
共通して主張されているのが3点ほどあると思います。

 ・障害特性に応じた障害程度区分の認定
 ・制度の谷間に置かれている障害のすくい上げ
 ・就労支援、相談支援の充実

特に自閉症その他の『発達障害』について曖昧となり、
障害者手帳の有無により支援サービスが受けられないなど、
ほんとうに困っている人に対しての支援を
早急に何とかして欲しいと感じました。

次回、障害部会は8月20日(水)に開催されるそうです。
(なお8月6日に第36回が既に行われています。)
議題としては、関係団体のヒアリングが行われます。
詳しくは下記厚生労働省ホームページにてご参照ください。

  → 社会保障審議会障害者部会(第37回)の開催について

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プロフィール

Heart さん

Author:Heart さん
山梨県にある知的障害者の入所施設で事務員をやっています。
障害者福祉を話題の中心に、うつくしいものやココロについて日々感じたことをつれづれなるままに綴っています。

座右の銘は、「日々是好日」です。
過去でも未来でもない、今を大事に生きていきたいと考えています。
  since 2007/05/13

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Heartsan08@gmail.com まで。

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