日中一時支援〜雑感

この夏の期間に支援学校の児童が日中一時支援で来ていました。
春くらいからボチボチ利用があったのですが、
支援学校の夏休みということもあって、
朝から夕方まで、ウチの施設内で預かるサービスを提供しました。

ただ、今年初めての事業ということから、
最大2名のみの受け入れをしました。
専門の担当者を用意することもできませんでしたから、
今の施設の勤務配置のまま、兼務での対応でした。

そんな感じですから、
時には事務所に連れて来られて「ちょっとの間、お願いします」と、
わたしや同僚の事務員が対応するということもありました。
障害児のケアは初めてだったのですが、
良い経験をさせてもらいました。

やっぱり児童は、感情の表現がストレートですね。
二人の児童とも発語のない方々でしたが、
それでもいっぱい自己表現をしてくれていました。
今の時代、早期に療育が実施されているのでしょうね、
初めて施設に来ても、物怖じすることもなく、
職員と遊びに興じているのに、ちょっと驚きました。
(というのか、子供とはそういうものなのでしょうか)

障害児と接してみて、大人の障害者との違いとして、
こちらの試してみた支援に対するレスポンス反応が早く、
マッチすると、ほんとうにスポンジのように吸収して、
次の行動に変化が現れるような気がしました。
このあたりが児童支援のたまらないところなのでしょうね。

それからやはり遊びを通じて、
人と人とのつながりを確かめ合っているような気がします。
自分が好む刺激を提供してくれる人には、
いろんな技(?)を使って、気を引こうとしています。
時にはワザと大声で叫んでみたり、
会う人会う人、手当たり次第に同じフレーズを言ってみたり。

大人以上にマズローの言う『基本的欲求』が強いのでしょうね。
自分の安心や安全を求めたり(安全欲求)、
自分の存在を認めてくれる環境を求めたり(愛情欲求)。
そうした欲求に応えるためには、
結構体力がいるかも知れないとも思いました。
だって、彼らはやっぱり若いんだもん。

theme : 福祉のお仕事
genre : 福祉・ボランティア

職場のイライラ

イライラ・・・。【筑豊雑記帳/2008.8.28】

ウチの職場でも以前は、とてもピリピリした空気が流れていて、
職員間の雰囲気も良くなくて、大きな声で指示していたり、
「忙しい、忙しい」という声が聞こえていました。
利用者さんの不安定も半端じゃなく、
あれこれと支援方法を変えては、お互いが疲弊していきました。

筑豊雑記帳のアコードさんがおっしゃるとおり、
職員のイライラは確実に利用者さんに影響します。
うちには軽度の利用者さんが少ないので知らなかったのですが、
職員のイライラに対して、気を使うようになるのですね。
それが限界をきたすと、不適切な言動になっていく。
どこか支援の質のバロメーターになる気がします。

知らず知らずに利用者さんに気を使わせている。
わたしたち支援者がすべきことの真逆の事をしているんですね。

ウチでもサービス改善委員会などを行ってしばらくは、
まるで人が変わったかのように
利用者さんに対する対応がスムースに行っていました。
しかし、どうしてかしばらくすると元に戻ってしまいます。
これは知的障害者施設だからなのでしょうか。

利用者支援にも言えることですが、
『原因』があるから、『結果』があるのですから、
イライラとなる根本原因を見つけることからしか、
改善は見られないのかもしれません。
職員がイライラしてしまう原因は、どんな事が考えられるでしょう。

  ・退職などで人が減った後に、補充がなかなかされない。

  ・入れ替わりの激しい職場で、新人指導に時間が取れない。
   (反対に、新人なのに即戦力を求められる)

  ・個別支援計画の作成など、これまでにない業務が増えた。

  ・古い考え方に基づいた支援方法にこだわる職員がいて、
   新しい支援方法との間でミゾがある。

  ・そもそも職員間に派閥のようなものができている。

  ・信頼できる先輩職員や理想と思える先輩がいない。

  ・法人、施設としての方針がはっきりしていない。


ここに挙げたものは、わたしの勝手な想像ばかりです。
しかし、読まれている方の中には思い当たる点があると思います。

ウチの施設ではコンサルタントを頼んでから、
経営改革を職員参加で行ってきました。
まだまだ全てが上手く行っているという訳ではありません。
すこしずつですが、『利用者の笑顔のため』を合い言葉に、
職場環境改善に努めています。

theme : 現場職員のぼやき・悩み
genre : 福祉・ボランティア

福祉作業所のこと

昨日、紹介した精神の福祉作業所のパンフレットを見て愕然としました。
小規模作業所は、どこも同じような運営状況なのでしょうが、
利用者定員15名のところに、専任指導員2名とあります。

しかし、昨日の夜店を手伝っていたのは、
少なくとも10数人の方々が頑張っていたように思います。
法人の関係者の方にお声を掛けさせていただいたのですが、
ほとんどがボランティアの方なのだそうです。

わたしの施設は法内施設ですから、
国基準に基づいた職員数が確保されていることもあって、
専門技術をもった講師の先生を除けば、
ほとんどの活動をプロパーの職員でまかなっています。

法人の成り立ちや立地条件など、
前提となるやり方が全く違うのですが、
あのようなお祭りでの盛り上がりは、
正直、わたしの施設では体験できないなぁと思いました。

地元に密着した作業所と山里に離れて立つ入所施設と
同じように考えるのは違うと思いますが、
対象者を中心として、支援者が盛り立てている様子を見ると、
ただただ羨ましく思えました。

DVD発達障害の理解と支援

わたしは、このブログのサブタイトルで
『さまざまな発達障害を持たれた方々と・・・』
という風に書いています。

元々ウチの施設は知的障害者更生施設なのですが、
自閉症や自閉傾向があると診断されている方々が多く、
ダウン症の方やてんかんをお持ちの方も多かったことから、
そうした方々を 総称する言い方として、
『知的障害』と括りたくなかったので、
『発達障害』という単語を使わせてもらっています。

最近、ウチの施設が非常に有意義なDVDを買ってくれました。

発達障害の理解と支援 〜わかり合うって、素敵だね!〜
DVD発達障害の理解と支援
   企画:社団法人 日本発達障害福祉連盟
   監修: 原 仁、湯汲 英史
   協力:日本発達障害学会
   価格: 9,450円


このDVDでは、『さまざま』という部分を、
代表的な8つの障害を取り上げ、
実際の療育現場を紹介しながら、
その障害をわかりやすく簡潔に解説しています。

1.知的障害 2.自閉症 3.高機能自閉症・アスペルガー症候群
4.ADHD(注意欠陥・多動性症候群) 5.LD(学習障害)
6.脳性麻痺 7.重症心身障害 8.てんかん

わたし自身、現場で10年以上働いているので、
1.2.6.8の障害を持たれた方々には接したことがありますが、
それ以外の障害を持たれた方々について、
リアルに接する機会がなかったので、
このDVDで映像として見ることで理解が深まりました。

このDVDは、社団法人 日本発達障害福祉連盟
若しくは、障害者関係専門書店スペース96で求められます。



にほんブログ村 介護ブログ 障害者福祉・介護へ

報酬の抜本的改善を!

『報酬の抜本的改善を』
 −支援法見直し 事業者団体が意見−
 障害者自立支援法の見直しを検討している社会保障審議会障害部会(部会長=潮谷義子・人権教育啓発推進センター理事)の第36回会合が6日に開かれた。前回に引き続き、関係団体から意見を聞くことが議題だ。事業者団体を中心にヒヤリングを行ったところ、「報酬の水準を抜本的に改善してほしい」などの要望が相次いだ。「報酬は平均障害程度区分ではなく個人単位とすべき」との意見が多い。

         8月18日付け 福祉新聞1面より

前回、7月15日開催の社保審障害部会の記事を書きましたが、
その時に各団体に共通する主張として、

 ・障害特性に応じた障害程度区分の認定
 ・制度の谷間に置かれている障害のすくい上げ
 ・就労支援、相談支援の充実


の3点を挙げておきましたが、大事な主張を忘れておりました。
冒頭にあるとおり、事業者への報酬単価の改善がありました。

福祉新聞の記事にもあるとおり、
日額制を始めとする諸問題による収入の激減は、
経営層、現場それぞれに不安感をあおることとなり、
将来に見切りをつけて退職した後の補充が
なかなか出来ずにいる法人も多いことと思います。

ウチの職場でもそうですが、
個別支援計画の策定に伴う記録システムの強化や
新たな収入確保のための地域生活支援事業への参入など、
支援業務の高度化や新規事業展開などにより、
管理業務が増えることになっています。
そのため、直接支援のために人数が、
これまでに比べて減らさざるを得ない状況にあります。

よりより生活を提供したいと思って、
十分な人材を確保しようとしても、
財源を考えると非正規の募集とならざるを得ず、
その事で福祉職場をこころざしてくれる人が減少してしまう、
そんな悪循環に陥ってしまっています。

現場自身では魅力ある職場づくりを心がけていますが、
いつまでも霞を食べてはやっていけません。
是非ともこの機会に報酬の抜本的改善をお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ 障害者福祉・介護へ

関係団体の主張

世間ではお盆休みということで、
長い所では先週の土曜日から次の日曜日までの
9連休という所もあるそうですね。
しかし、わたしは給与計算や利用料請求のあるので、
お盆休みは取らずに働く予定です。

ここ数日のゲリラ雷雨の影響もあって、
いつ停電するか判らない中でのパソコン仕事も、
間隙をぬうように仕事を進めたため、
予定よりも早めに仕事が進みました。

そこでしばらく前にダウンロードしてあった、
7月15日開催の社保審障害部会における、
障害関係団体からのヒアリング資料に目が通せました。
結構なボリュームだったので、
知的障害者に関係しそうな3団体の意見書を読みました。

 ・日本障害者協議会(JD)
 ・(社)日本自閉症協会
 ・日本発達障害ネットワーク

それぞれに特徴のある主張も見られましたが、
共通して主張されているのが3点ほどあると思います。

 ・障害特性に応じた障害程度区分の認定
 ・制度の谷間に置かれている障害のすくい上げ
 ・就労支援、相談支援の充実

特に自閉症その他の『発達障害』について曖昧となり、
障害者手帳の有無により支援サービスが受けられないなど、
ほんとうに困っている人に対しての支援を
早急に何とかして欲しいと感じました。

次回、障害部会は8月20日(水)に開催されるそうです。
(なお8月6日に第36回が既に行われています。)
議題としては、関係団体のヒアリングが行われます。
詳しくは下記厚生労働省ホームページにてご参照ください。

  → 社会保障審議会障害者部会(第37回)の開催について

にほんブログ村 介護ブログ 障害者福祉・介護へ

第三者評価

今日、ウチの会社に第三者評価機関の方がお見えになりました。
昨年度は利用者さんへの聞き取り調査でしたが、
今年は職員にも経営層にも調査書が配られました。

今日お見えになった評価者2名に対して
久しぶりに施設内の説明に回らせてもらいました。
このところ施設長に任せっぱなしだったので、
ちょっと勘がにぶって説明が詰まることがありました。

それでも施設内を説明して回ってみると、
設立当初の施設設計の考え方とか、
どういう思いで支援を始めていたかなど、
入職したてに当時の支援部長や先輩に教えていただいた
いろいろなエピソードが思い出されました。

理念の継承が大切と、常々この場で言っていますが、
第三者評価にあたり、この辺りの話を思い出して、
一般職員などに伝承していかなければと思いました。
制度改正に追われて、大事なことが抜けていた気がします。

にほんブログ村 介護ブログ 障害者福祉・介護へ

カミナリにはご注意を!

今日は午後から山梨県全域で雷被害がありました。
わたしの会社は、かなり山沿いにあるのですが、
甲府市や大月市ほどの大雨にはなりませんでした。

しかし、施設内LANを組んでいるので、
カミナリさんがゴロゴロ言い出したら、
サーバーの電源を落とさないと大変なことになります。
ちょうど退勤時間に近い時間からゴロゴロ言い出したので、
サーバーの置いてある支援員室に行くと、
ケース記録に記録を打ち込んでいる職員が、
あわてた顔をしていました。

そうなんです。
サーバーの電源を切られたら、記録を残せないので、
みんな急いで記録を打っているのでした。
『ピンポンパンポ〜ン、雷が鳴りだしたので電源を落としま〜す』
『あと○分以内に打ち終えて下さ〜い』
などと冗談を言いながら、職員をいじめてみました。
ある職員など急がされる方が早く打てるかも、とか言ってました。

『明日、打てばいいじゃん』
『明日じゃ、忘れちゃう』『明日、休みなんですよ』
『俺、終わったぁ!』『えぇ〜、ウソ〜』

結局、全員の記録が終わるまで待って電源を落としました。
日勤の職員が帰ってから1時間くらいして、
案の定、何度か停電になりました。
ホント、記録を打っている時じゃなくて良かったです。

その後長い間、カミナリさんが近くに居座って、
いつまでもゴロゴロ言っているので、
なかなか再起動する訳には行きませんでした。
しかし、遅番が記録をする時間も近づいていたため、
雨もやんで、雲が高くなってきたことで決断して、
サーバーを再起動しておきました。
その後退勤したんですが、
何事も起こっていなければいいなぁと思っています。

にほんブログ村 介護ブログ 障害者福祉・介護へ

交流夏祭り

昨晩はウチの会社と地元区との合同夏祭りがありました。
区の公民館が中心となったお祭りと、
施設の夏祭りが合体して今年で10年目の節目です。

昨夜の祭りは、区内に住む若者世帯が少なくなって、
高齢化も進んできていることからか、
参加者が減ってきているなぁというの印象でした。
こうした所にも時代の流れを感じます。

さて、ウチの利用者さんですが、
今年は開会宣言とアトラクションを任せてもらえました。
『これから夏祭りを始めます、みんな楽しんで下さい』
しっかりとして発声で言うことができました。
アトラクションでは日頃練習をしている音楽ダンスを
10数人の利用者さんと職員が、
この日のために用意したポンポンを持って、
舞台狭しと大きな演技で披露しました。

一通り踊ったら、会場内の方々も立ってもらって、
簡単な踊りなので、もう一回いっしょに踊りました。
ほとんどのお客さんが立ち上がって踊ってくれました。
その後の盆踊りでも、
区内の方々と利用者さんが入り交じって、
踊る姿が見られました。

今回は夏祭り担当が積極的に、
『交流』を意識した内容に進めてくれたおかげで、
例年以上にわたし達の活動を理解して、
地元区とともにある運営をアピールできたように思います。

にほんブログ村 介護ブログ 障害者福祉・介護へ

関係団体ヒアリング

このところ障害者自立支援法に関する情報が無いので、
WAMNETを見に行ったところ、
社会保障審議会の障害者部会が7月15日に開催されていました。

  第35回社会保障審議会障害者部会資料

前回の6月30日の際には、おさらいばかりの内容で、
特に目新しいことが無かったとココで書きましたが、
今回の内容は関係団体ヒアリングが議題となり、
各団体からの要望書がアップされていました。

資料の提出のあった関係団体は以下のとおりです。

(福)日本身体障害者団体連合会
(福)日本盲人会連合
(財)全日本聾唖連盟
(社)全国脊髄損傷者連合会
日本障害者協議会
(福)全日本手をつなぐ育成会
(NPO)DPI日本会議
日本発達障害ネットワーク
(社)日本自閉症協会
(NPO)全国地域生活支援ネットワーク


必要な資料のみ会社でダウンロードしたのですが、
結構な量なので、まだ目を通していません。
いくつかの団体で障害程度区分判定について、
具体的な対案を出していたのが注目でした。

にほんブログ村 介護ブログ 障害者福祉・介護へ
カレンダー
09 ≪│2008/10│≫ 11
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
FC2カウンター
最近のコメント(コンパクト)
データ取得中...
最近のトラックバック
最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
プロフィール

Heart さん

Author:Heart さん
山梨県にある知的障害者の入所施設で事務員をやっています。
障害者福祉を話題の中心に、うつくしいものやココロについて日々感じたことをつれづれなるままに綴っています。

座右の銘は、「日々是好日」です。
過去でも未来でもない、今を大事に生きていきたいと考えています。
  since 2007/05/13

Gmail取得しました。
メールの宛先は、
Heartsan08☆gmail.com まで。
迷惑メールが多いので、☆→@に直してお送りください。

QRコード
QRコード
クリック募金

♪可愛い子猫に首ったけ
emo[エモ]
リンク
FC2検索
ブログ内検索
あし@
By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ