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Heart さん

Author:Heart さん
山梨県にある知的障害者の入所施設で事務員をやっています。
障害者福祉を話題の中心に、うつくしいものやココロについて日々感じたことをつれづれなるままに綴っています。

座右の銘は、「日々是好日」です。
過去でも未来でもない、今を大事に生きていきたいと考えています。
  since 2007/05/13

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♪Heart さんの青空散歩♪
さまざまな発達障害を持たれた方々と一緒に青い空を散歩してみたい。
行動障害を考える
きょうの午前中、県内の某施設で行われた研修会に参加してきました。
みなさんは"強度行動障害"という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。

この言葉は医学的に定義づけられた言葉ではなく、
国が行う強度行動障害特別処遇事業を実施する上で作られた
法的な概念(行政用語)であり、弘済学園(神奈川県)の飯田雅子氏らの研究によって
初めて使用された用語であるとされています。

具体的な状態としては、生活環境に対する極めて特異な不適応行動を頻回に示し、
日常生活に困難を生じている状態を言います。
知的障害者や発達障害者に多く、噛みつきや頭突きなどの直接的他害や
睡眠の乱れ、他動、器物損壊などの間接的他害、自傷行為などを示します。

今回の研修会では前述の強度行動障害特別処遇事業を実施している
施設における事例発表と関与しているスーパーバイザー(精神科医)による
ケースカンファレンスが行われました。
わたしの施設でも行動障害が激しい方が大勢いるので、
参考になればと参加させていただきました。

事例発表をおおよそにまとめると、3年間に渡り個別に支援する中で、
問題行動になるまでの背景(裏側)を考え、仮説を立てて分析し、検証する。
その繰り返しを続けることで、問題となる行動の頻度が減っていき、
規則正しい生活習慣が身につき、職員との信頼関係が構築され、
他者への正当な働きかけ(言語による)が出来るようになった、と報告された。

事例発表を聞く中でスーパーバイザーが補足していたが、
問題行動に対して、職員の価値観で禁止してしまったり、
対象物を無くし物理的に諦めさせようとしてしまうことが良くあり、
こうしたことでは行動を改善させることはできないとしていた。
全く同感に思いました。

彼らの行動の多くは、わたし達の物を伝える手段とは違っていても、
何かの意思表示であったり、不快の表現手段であったりするものと考えます。
何かを伝えようとしているのにもかかわらず、
それを受け取るべき支援者が拒否したり、無視してしまっていることで、
問題行動を引き延ばしてしまったり、大きなパニックを呼び込んだりしてしまいます。

なかなかこうした問題行動に対して、受容するということが難しいのですが、
支援する側にもっと余裕が持てる状態であれば、
"何故、そのようなことをしてしまうのか"ということを考えて欲しいと思います。
これは施設に限らず、家庭においても同じことが言えます。

わたしたちは"言葉"に頼ってしまいがちですが、
彼らの中にも彼らなりの"言葉"があるのです。
それが一般的には受け入れがたい奇異な行動として現れてきても、
その裏側には何かを伝えたいという意志があるのでは思います。
声なき声と言いますが、そうしたココロの声に耳を傾ける余裕を持ちたいものです。


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