がん医療を考える

福祉ネットワークの19日から3夜連続で放送された、
『緊急点検・日本のセーフティーネット がん医療』を
地デジ教育TVで再放送されたものをまとめて見ました。
とてもショックを受けました。

病院で手の施しようのない末期がん患者が退院をせまられる。
在宅で過ごさせられても、その後のケアをする医師がいない。
がんを見落とされ、発見された時には既に余命数年の宣告。
自分に伴走してくれるような本当の「主治医」が見つからない。
3夜それぞれに重いテーマが続いた。

障害者自立支援法をずっと見てきている身とすれば、
ここでも同じように財務当局から申し渡されているであろう、
『まずは削減ありき』の思想が、かいま見られる。
いくらいくらを削減することが前提にあって、ビジョンもない。
現在、議論されている後期高齢者医療制度をみても、
自立支援法と全く同じように、手直しが続くばかり。

出演していた自らもがん患者である医師がおっしゃるには、
現在のがん医療は『治るか、治らないか』の2分法であると。
素人のわたしが考えるに、外科的治療で治るものは良いが、
慢性化したり、末期がんに対しては『治らない』として、
治療の対象としていないような印象を持った。

その医師は、そうした後者の患者には、
緩和治療、心のケア、生活支援
この3点が必要であると話していた。

経営的に成り立たないから退院をせまるという状況は、
障害者施設を運営している立場で見れば、
全く理解できないものではない。
しかし、私たちのような弱小社会福祉法人と比べれば、
医療法人は、まだまだ体力があるのではないか。
医療業界全体で切り詰めるべきは切り詰め、
不安を抱える患者の皆さんが一人でも減るように祈るばかりです。

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Heart さん

Author:Heart さん
山梨県にある知的障害者の入所施設で事務員をやっています。
障害者福祉を話題の中心に、うつくしいものやココロについて日々感じたことをつれづれなるままに綴っています。

座右の銘は、「日々是好日」です。
過去でも未来でもない、今を大事に生きていきたいと考えています。
  since 2007/05/13

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