一つ前の記事を書いてる途中から、
別の視点で書きたいことが出てきたのでもう一つ書きます。
作品展の企画という仕事は、しばらく前には自前で企画して、
店番なども含めて自前でやったことがあります。
そのころの職員は、ほんとうにパワーがあって、
もちろん直接支援もばっちりやりながら、
さまざまなイベントや活動を自前で企画して、
今よりも数段施設内に活気があったように思います。
昔話などして、年寄りのたわごとでしかないのですが、
度重なる制度改正や施設運営費の削減からくる
職員構成の変化などが原因しているとしか思えません。
活気を持って仕事ができるだけの、
充分な公的援助が施設に対して無くなっているという事です。
ですから別に自前でできないことを責めて言うのではありません。
それにしても国が考える施設職員の報酬というものは、
あまりにも評価されていないと思います。
極端な話が、わたしの施設ような知的障害者施設の場合、
ある時代から常勤が1名いれば、残りは非常勤の常勤換算で、
一定の割合以上いれば良い、というような基準です。
(詳しくは、もっと細かく決まっていますが割愛します)
パートでも非常勤でも事業者は上手く使って、
経営努力で何とかしなさいと、突き放されてきた気がします。
何もしないでブツブツ文句を言っているだけでは、
天に向かってつばをするようなものなので、
うちの法人としては、職員に最大限の無理を言って、
相当な経営努力をして、これまでやってきたつもりです。
なんだ、それなら今の報酬でもできるじゃないかと言われそうですが、
そのために失ってきたものがたくさんあるように思います。
その一つが職員のやる気というのか、熱意の喪失があるでしょう。
先日のNHK特集ではありませんが、
優秀な職員が、将来の生活を考えると辞めざるを得ないほどの
給料しか貰えていない現実の上に成り立っている施設経営なのです。
きれい事に聞こえるかもしれませんが、
わたしたちはそれでも、利用者さんたちがより良い生活を送って欲しい、
ただそれだけのために、いくら給料が安くても働き続けています。
目の前に支援を必要としている人がいるという現実でもあるかもしれません。
どこかの株式会社のように、経営にならないとなったら撤退するという、
いい加減な気持ちで仕事をしているつもりはありません。
先に書いたNHKで取材されていた青年は、
テレビの画面の中から見ていても非常に利用者思いで、
とても良い仕事ができる方で、ウチで働いて欲しいと思うほどでした。
そうした方が福祉の仕事を離れなければならないことが非常に辛いです。

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