ブログを振り返って

今年も残るところ2日となりました。
みなさんは新年を迎える準備は済みましたか?
わたしは年賀状を出して、部屋の掃除をしたら
疲れてしまい、なかなか進みません。

さて2004.11に始めたブログも丸2年を過ぎました。
今年の6月からはプラットフォームを、
ぷららが提供するBroachに変えてから、
この記事が146件目になります。
gooで書いた分を足すと今年1年で249件の記事を書きました。
2日に1件以上は書いている計算になります。
毎日かかさず書かれる方を思うと気が遠くなります。

ブログを始めた当初は、福祉に関することを書こうと
一生懸命だったのですが、徐々に少なくなってきました。
カテゴリーで見ると写真をアップした記事が多かったですね。
それからちょっとしたブームになってきている
女子フィギュアの記事も多かった気がします。

それでも一番多いのは『お仕事のこと』でした。
どちらかというと愚痴や他人を中傷するようなことを
なるべく書かないようにとか思ってきました。
普段から考えていることを残して置きたかったので、
できるだけ思いついたことをストレートに書いてきました。

きっと後から読み返したら恥ずかしくなるような文章でも
その時その時の自分を映し出しているものですから
それも面白いと思うようにしています。
gooブログを引っ越したときに製本した2冊の本を
これからも時あるごとに読み返してみます。

受け継がれるもの

たまたま回したBS-iの『温泉遺産』という番組で、
取材されていた温泉宿の女将が言っていた。

 温泉は旅館のものではなく、使わせて頂いているもの
 わたしがお祖母さんから受け継いだように
 これからも歴史を守っていくことが定めと思っています。

源泉かけ流しという言葉があるように、
ごまかしをせずに昔ながらのやり方を引き継ぐ姿に感心します。

すぐに自分の仕事と関連づけてしまうのですが、
女将の言った言葉にあるように、伝統や格式というものは、
時代が変わろうとも守り続けなければならないものだと思っています。

わたしの勤める施設には創立の施設長が作られた
素晴らしい基本理念があり、それを実行する実践がありました。
その時代には施設の名前を言うだけで
「あぁ、あの施設」と言われるような全国的にも知られる施設でした。
そうした風土が完成された時代にわたしは入職しました。
創立の施設長とは一緒に仕事をすることはできませんでしたが、
その教えを受けた諸先輩方の背中を見ながら仕事をしてきました。

そうした素晴らしい理念の源泉は枯れることはありません。
どんなに時代が変わろうとも、
変わってはいけないものは必ずあると思います。
福祉がサービス業となろうとも理念は変わってはいけない。
さらに次代を担うものに引き継いでいかなければならない。

決して名の知られる施設になりたいと言うのではない。
利用される方々がほんとうにここで良かったと思えるような
そんな施設にしていきたいと改めて思いました。

ほほえみの価値

クリスマスということで贈り物について考えていたら、
かなり前に退職した職員が下さった詩を思い出しました。
とても良い詩ですので、みなさんへの言葉の贈り物とします。

にっこりほほえむことは別にお金のかかることではない

でも人の心は幸せになる

ほほえみを受ける相手を豊かにしながら

ほほえむ本人は何も失わない

ほほえみは一瞬のうちに消え去るが

記憶にはいつまでも残る

お金があるからほほえみはいらないという人はいない

お金がないからほほえむことができないという人もいない

ほほえみは家庭に平和をもたらし

仕事の支え 友情のしるしとなる

疲れた人に休息をあたえ 苦しむ人を勇気づけ

悲しむ人を自然にいやす

ほほえみは買うことも 貸すことも

盗むこともできない宝物

もしあなたが誰かに期待したほほえみが

得られなかったなら

不愉快になるかわりにあなたの方から

ほほえみかけてごらんなさい

実際ほほえみを忘れたその人ほど

あなたからのそれを必要としている人なのだから

厚労省課長が来県

北杜市で行われた「緊急!!意見交換会」に参加しました。
この会は今年の2月に発足した山梨の地域生活を考える会が、
地元出身の小野次郎衆議院議員の取り計らいもあって、
厚労省障害福祉課長である蒲原基道氏を招いたものでした。

わたしはこのブログでは、できるだけ政治的なことは
書かないように努めてきましたが、
担当課長が来県され、直接お話が聞けるとあれば、
何を差し置いても出かけなければと馳せ参じたわけです。

その甲斐あって、12/26に予定されている全国主管課長会議の内容について知ることができました。
以下にその資料をそのままアップします。

************************

障害者自立支援法円滑施行特別対策

障害者自立支援法の着実な定着を図るため、平成20年度までの特別対策として、以下の3つの柱からなるもう一段の改善策を講じる。
               【改善策の規模】 1,200億円(国費)

○平成19年度、20年度当初予算対応額     240億円
 1 利用者負担の更なる軽減

○平成18年度補正予算(案)計上額        960億円
 2 事業者に対する激変緩和措置          (300億円)
 3 新法への移行等のための緊急的な経過措置 (660億円)

  ※2、3を実施するため、都道府県に基金を造成

  【改善策の内容】

  1 利用者負担の更なる軽減
    → 負担感の大きい通所・在宅、障害児世帯を中心とした
       対策を実施

     ・通所・在宅  1割負担の上限額の引下げ
               (1/2 → 1/4)
              軽減対象の拡大
               (収入ベースで概ね600万円まで)
      ※障害児については通所・在宅のみならず
        入所にも対象拡大を実施
     ・入所     工賃控除の徹底
              (年間28.8万円まで全額控除)

  2 事業者に対する激変緩和措置
    → 日割り化に伴い減収している通所事業者を中心とした
      対策を実施

     ・旧体系 従前額保障の引上げ(80%→90%)
      ※旧体系から新体系へ移行する場合についても
        90%保障の創設
     ・通所事業者 送迎サービスに対する助成

  3 新法への移行等のための緊急的な経過措置
   → 直ちには移行できない事業の支援と法施行に伴う
     緊急的な支援 

     ・小規模作業所等に対する助成
     ・移行への改修等経費、グループホーム借上げのための
      初動経費の助成
     ・制度改正に伴うかかり増し経費への対応、
      広報・普及啓発 等




注意 ここにあげた資料は、あくまでも12/23時点のものであり、
    会議に提出されるものとは相違する場合があります。
    また、ご質問等についても応じられませんので、
    あしからず。


当面の不安

このところ自立支援法に関する書き込みがないので、
ブログ出版局で製本した去年のブログを振り返ってみました。
ちょうど1年前は具体的な内容もわからないのに強行採決で法案が成立して、
WAMNETの課長会議資料が頼りで調べていた時期でした。

今年8月に開かれた障害保健福祉関係主管課長会議のあとは、
ほとんどの事務が実施主体である市区町村に任されたということか、
本当に情報が少なくなってしまった気がします。
むしろ待っていたのでは情報は得られないという状況でしょうか。

施設系は5年間の猶予があるとのことなので、
とりたてて何をしなければならないという感じではありませんが、
だからと言って落ち着いている訳にはいきません。
近い将来には新体系に移行しないと財政的にも、
新規のお客様となる利用者さんのためにも対応を考えなければなりません。

今いる利用者さんについても新体系に対応するために、
個別支援計画につながるアセスメントを進めています。
大まかに生活介護系と創作活動系を考えています。

新体系移行を考える上では、アタマを痛める要素がたくさんあって困ります。
ひとつは障害程度区分問題、もうひとつが地域生活支援事業です。
特に市町村の補助事業となった地域生活支援事業は、
わたしの施設のある市は動きが鈍いようで、全く話が見えてきません。
こんなことで大丈夫なのか、とても心配です。

ともに考える

12/4.5.6に放送され、録画しておいたNHK「ハートをつなごう」を見ました。
今回は、障害をもった方々やその方々を支援する方々から送られた作文に対して
贈られる「NHK障害福祉賞」の入賞者が出演されていました。

1日目は生まれながらの難病により電動車椅子で自立して生活する女性。
2日目はIQ37の診断された我が子を受け入れられるようになった母親。
3日目は若くして脳梗塞で左半身マヒになった元看護師の女性。

それぞれにVTRを交えて紹介されていたため、どの回も涙が流れました。
しかし、どの回からも勇気をもらえたような気がします。
それぞれに障害をもった方々の周りには、障害を理解し、助け合う、
パートナーがいたり、家族がいたり、友人や先生がいました。

そして共通していたと思える言葉が

  「そのままでいいんだよ」

という言葉であったように思います。

特に知的におくれをもった中学生の母親のケースでは、
その言葉をご主人からもらえたことを話していました。
幼い子どもをもつ親は、どうしても周りの子どもの発育と比べてしまうのでしょう。
母親も早く周りの子どもに追いつかなくては思ったそうです。
しかし、父親は「人生80年、最初の4、5年くらい、ゆっくり行こう」と、
そんな母親に声をかけたそうです。

父親にとっては何気ない言葉だったそうですが、
母親にとってはとても気持ちが楽になったそうです。

障害を受容することは、きっととても大変なことだと思います。
障害をもたないわたし自身はその世界を知ることは難しいのですが、
関係図書を読んだり、当事者の話を聴いたりすることで、
少しでもその世界に近づくことはできると思っています。

この番組は「福祉ネットワーク」とともに、
障害のある人もない人も「ともに生きる」社会のあり方について、
一緒に知恵を出し合って、考えることのできる良い番組だと思います。

若者の求職活動

求人に関する話題を書いたので、もう少しそのあたりの話をしたいと思います。
施設長と話したことなのですが、
求職者がハローワークに行かなくなっているのではないか、と言います。
福祉分野にはハローワークとは別に各都道府県ごとに、
福祉人材センターという部署があって、
登録しておくと情報をもらえる仕組みがあります。
そうした所にも行っていないのではないかという話になりました。

何故そう思うかというのは、偶然ある飲み会で一緒になった人で、
福祉系の学校に行って資格を取得したのに、
職につけていないというので「登録してますか」と聞くと、
まるで知らないような返答が帰ってきました。
その時、ほんとうに就職する気があるのだろうかと思いました。

ウチの施設ではここ数年ハローワークだけでは問い合わせさえ
来ないという状況が長く続いて、欠員がいつまでも解消されないため、
ハローワークと同時に街頭などに置かれるフリーペーパーの求人誌に
広告を出すようにしています。
飲食店の求人と同じようなページに求人が出ていることに、
不思議な感覚を持ちましたが、
そうでもしないと人が集まらないのですから仕方ありません。

なんか愚痴みたいになってきましたが、
巷では福祉の仕事は、これから注目される業種などと大人は言いますが、
若者にとってはそれほど魅力を感じない仕事なのでしょうか。
県内を見ていても、高齢者関係の求人では正規職員という募集があるので、
契約職員や非正規でしか募集のできないウチのような所は
やっぱり見劣りするのでしょうね。

というより、そもそも本当に仕事につく気があるのか。
明確に何かをしたいという人は、すぐにも職にありつけるような気もする。
生きる意欲というのか、モラトリアムが続いてしまっているというのか、
何かに突き動かされるといったパワーが不足しているような気がする。

前回、こういう人が来て欲しいというような事を書きましたが、
あまり欲張ってはいけないのでしょうか。
しかし、今現在働いている者としては、この仕事にプライドがありますし、
サービスの質が下がるようではいけないとも思うので、
誰でもいい、というような募集はして欲しくありません。
あちらを立てれば、こちらが立たずというような感じですね。

どんな人が向いているの?

このところウチの施設では職員の個人面談が終わり、
職員の異動が伝えられるようになってきた。
それに伴って新たな採用の準備がなされています。
福祉の現場の場合、しばらく前までは定員が決まっていて、
欠員がでないと採用ができないという時代がありました。

現在では定員という考え方がなくなっているので、
その法人ごとの考え方に従って、職員数を決めることができます。
しかし、年々財政が厳しくなっていくことから、
人員の確保に際して、いろいろと考えなければならなくなっています。

このところウチが出す求人募集は、常勤というのはありません。
ほとんどが契約職員で1年の契約です。
その他にパートタイムで短時間の契約もあります。
都会にくらべて、この地域は人も少ないので、
求人を出しても全く反応もないということもあります。

福祉を志す人には、どんな適性があればいいのでしょう。
まず思いつくのは、人に対する思いやりを持てる人でしょう。
相手のことが好きになれる感受性豊かな人でないと困ります。
それからチームで支援するのですから、協調性のある人。
その他にもいろいろ思い浮かびますが、欲を言ったらキリがない。

ちなみにわたし自身は元々専攻が建築だったこともあり、
社会福祉を学んでいなければならないとは思いません。
知識という上からすれば、あるに越したことはありませんが、
むしろ生活を支援するのですから、
異業種の経験も役に立つことがあります。
悪い言い方ですが、福祉馬鹿よりもよっぽど柔軟に考えられます。

うちの施設長は、人間性が大事というようなことを言います。
人が人のお世話をするのですから、
やっぱり人が好きな人がいいんでしょうね。

理想を求める姿勢

報道ステーションのスポーツのコーナーで、ある若い選手が、
松岡修造さんにインタビューを受けていました。
10代のその選手は、「社会人として恥じない」という言葉を口にしました。
彼女は現役の大学生である。
その彼女が昨年1年間のつらい経験を踏まえて、
新たな自分を見いだした末に出た言葉なのだろう。

若さには根拠のない自信と少ない人生経験から、
がむしゃらに、力まかせに、怖いもの知らずに、
何でもやれてしまうことがあります。
それが若さの良さであり、その時期にしかできないものでもある。
そうした万能感が大きな成績につながることがある。

彼女のように大きな舞台を経験できる人はごくわずか。
まわりから優秀な成績を期待され、
その反対に、内面ではそれまで好きだったものが
嫌いで仕方なかったと言っている。
その結果、失敗につぐ失敗で、さんざんな目にあった。

その経験で一皮むけた。
原点に戻り、好きだった頃の思いに立ち返ることができた。
さらに経験から得たものは、今自分に何が足りないのか。
これから何をしなければならないのかが見えたのではないか。

そして、この発言である。
「社会人として恥じない」という視点の中には、
若さで誤魔化すことの出来ない厳しさを知ったということではないか。
そこには目指すべき理想の姿がしっかり映っていて、
そこに向かって、自分をさらに高めていきたいという決心が感じられる。

どんな世界にも通じることであるが、
何かをやろうとする時に、漫然とやるのと、意識してやるのとでは、
結果はまるで違ってくるものである。
さらにその目標となるものが、わかっているか、そうでないか。

競技の世界には目標となる先達がたくさんいる。
わたしのいる福祉の世界にも輝かしい実践を続けてきた人がいる。
そうした諸先輩方の考える理想の姿とはいかなるものだったのだろう。
福祉の場合、その時代に応じて求められるものが違ってくるのかもしれない。
しかし、どんな時代を通じても変わらずにある
福祉人としての理想の姿はあるように思う。

若いトップアスリートの言葉から、そんなことを思いました。

人生のパートナー

今日届いた月刊プシコがリニューアルされていた。
心理学雑誌から「コミュニケーションを生きる」がテーマになった。
特集記事では人生のパートナーについてだった。

ここでいうパートナーとは、ただの友だちじゃない、
人生の伴侶というのか、結婚相手のことを言ってるのだろう。
以前からわたしもこの「パートナー」という言い方が、
自分の考えるイメージにぴったりくると思っていた。

主人とか奥さんというような封建的な上下を意識させる関係よりも
お互いを認め合って、補い合うようなイメージが、
パートナーという言葉の響きにはあるような気がする。
ビジネスパートナーという言葉があるように、
ひとつの○○のために一緒にいるような関係だろうか。

わたし自身は、しばらく前から特定のパートナーはいない。
これまで付き合っていたという関係は何度かあったのですが、
最後の別れから仕事も変わったり、生活の拠点が変わったりして、
恋愛よりも仕事を優先してきて、
どちらかというと仕事に逃げてきたような気もする。

ひとりでいることが寂しいと思うこともしょっちゅうある。
同時にひとりでいることが安心できることもたくさんある。

わたしは昔から自分のスタイルを崩さないようにしてきた。
そうした点が嫌いだった時代もあったが、
今の福祉の仕事が強く影響して、
ありのままでいることが悪い事じゃなく、
「これがわたしの生き方」という、肯定して見られるようになった。
逆に言えば、また結婚が遠のいているという風にも言える。

決してあきらめている訳ではない。
今はそれを選択していないだけ。

お互い様

物言えば唇寒し秋の風

このことわざの意味を最近知りました。
辞書を引くと、
「人の悪口を言えば、後味の悪い思いをするということ。
 また、よけいなことを言うと、そのために災いを招くということ。」
ということだそうですね。
わたしはこれまで意味を取り違えていて、
「言うまでもない、言っても仕方がない」というように思っていました。

ですからわたし的には、人に対して悪口を口にしたりすることは、
物言えば唇寒し・・だと思っていたのです。
結果的には、それでも良かった訳ですが、
人はどうして悪口を言うのでしょうか。

冒頭のことわざから解釈すれば、
人のことを悪く言う人は、
どこかで自分のことを悪く言われているということですよね。
その点わたしは人が何を言おうとお構いなしという性格なので、
何を言われていても気にかけないことにしています。

同様にうわさ話をすることも嫌いです。
「あの人が、ああ言った、こんなことをしている」
陰からこそこそ聞こえてくる、そんな会話が嫌いです。

人には良いところも悪いところもあって当たり前でしょう。
それなのに自分と考え方が違う人のことを認めないような
エゴイスチックな物言いに出会うと引いてしまいます。
訂正する気にもなりません。

あぁあ、本当は「お互い様」というテーマで書きたかったのに
何か違う話題になってしまいましたね。
無理矢理まとめると、自分にも悪いところもある、
まわりの人にも悪いところもある。
それぞれが「お互い様」な境遇にあるんだから、
良い点だけを認め合っていかなければ、
世の中がギスギスしたまんまになっちゃうんじゃないかなぁ。

また「お互い様」ということが理解できたら、
ちょっとした気遣いされたことを変に負担に思って、
どうにか何かで返さないとなんて思わなくていい。
「ペイ・フォワード」
親切を受けたら、その人に返すのではなくて、
別の誰かに親切にしてあげたらいいんです。
できることの範囲でやったらいいじゃないのかなぁ。

通勤途中で脇道から出てくるクルマに道を譲ってもいいし、
服にゴミがついているのを取ってあげるのだっていい。
こういうことって「見返りを求めない」ってことかもしれない。
お互い様なんだからって感覚が、今の社会に足りない気がする。

支援サービスを考える

先日ウチの施設で支援サービスに関する座談会が開かれました。
正式には委員会という形なのですが、
会議のように何かを決めるというふうにしたくないので、
それぞれがフランクに意見交換できるような雰囲気でした。

はじめにしばらく前にニュースとなった高齢者施設における
職員による暴言問題について、どのように感じるかという話題がでました。
それぞれの意見から、それぞれが深く感がえなければならない、
という共通した認識がうかがわれました。

そして利用者さんに対する呼び方の問題についても出されました。
大前提としてはサービスを受ける立場(お客様)に対して、
礼儀ある呼び方としての「○○さん」という言い方が尊重され、
しかし、職員と利用者さんのそれぞれの関係性の中では、
フランクな呼びかけについても認める考え方が支持されました。

生活施設であるため、年齢を超えた"ふれあい"という点もあり、
上下の関係になりやすい現場において、
お茶のみ仲間とでもいうのか、そんな関係がかいま見られる気がしました。
もちろん、そこには時間をかけて積み上げたお互いの
関係性があることが重要であることは間違いありません。

最後に話の流れの中で、職員自身が抱えている不安について、
打ち明けられる相手や時間を持つことができないという話がありました。
ウチには組織的な問題点があるのが最大の問題ですが、
職員それぞれが毎日忙しく動いている中で、
相談することも出来ずにいる現状が見えました。

支援の方向性や具体的な援助技術など、経験の違いからも、
それぞれが違った考え方を持っています。
措置の時代に比べて、職員構成や配置数が少なくなったことで、
その頃であったら、夜勤の時間に話ができたり、
ちょっとした空き時間にも処遇について話し合うことができました。

しかし、最近は持ち場を1人で見なくてはならなかったり、
利用者さんの重度・高齢化によって、空き時間ができなかったりで、
落ち着いて話す時間が持てないそうです。
また、常勤とパートなど立場の違うどうしのために、
話がしにくいということもあるのかなぁとも思いました。

職員の不安やイライラは時にまわりに伝染して、
そのことに利用者さんは敏感に反応しているという話がありました。
わたしも全くそう思います。
しかし、わたし自身を振り返ると、
事務所でいつもイライラして、まわりの雰囲気を悪くしているなぁ。
反省反省。

わたしたちの仕事は、人のお世話をする仕事です。
しかし、その仕事をする人を支えるのは誰でしょう。
一番身近にいる同僚や上司がお互いを支え合っていくのが、
良いことなのではないでしょうか。
「お互い様」という相手を思いやるココロが大切なのでしょう。

しかし、近年このお互い様が通じなくなっている世代に出会います。
生活が変わって、核家族化が進んだことの影響でしょうか。
"何故そうするのが理解できない"という返しに合うということです。
こちらが信じられません。
世代間のギャップについては、またの機会にお話することにします。

theme : 福祉のお仕事
genre : 福祉・ボランティア

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Heart さん

Author:Heart さん
山梨県にある知的障害者の入所施設で事務員をやっています。
障害者福祉を話題の中心に、うつくしいものやココロについて日々感じたことをつれづれなるままに綴っています。

座右の銘は、「日々是好日」です。
過去でも未来でもない、今を大事に生きていきたいと考えています。
  since 2007/05/13

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