施設の喫煙事情

☆福祉施設職員DIARY☆ | タバコ

東京のおゆきさんが書いているブログに興味深い記事がありました。
みなさんはタバコを吸いますか?
施設職員のみなさんは施設でタバコを吸いますか?

わたしの施設では数年前までは、限られた喫煙スペースでのみ喫煙できました。
しかし、それ以外での場所での喫煙や吸い殻の管理が悪かったことから、
禁煙派、喫煙派にわかれて長い間意見交換がつづけられた経緯があり、
現在は全館禁煙ということで落ち着いています。

タバコを吸うシチュエーションを考えてみると、
タバコの火や煙がでることから自ずと利用者さんの目の前では吸えません。
勤務時間中に喫煙することとなると、他の職員に断ってその場を離れないとなりません。
もしも、夜勤で他に職員がいなかった場合、
タバコを吸うために利用者の前を離れることとなると
タバコを吸っている時間は誰も見ていない空白が起こるということになります。
(宿直の場合はどうしているんでしょうか、ウチは違うのでよくわかりません)

入所施設などは、ほとんどのところが休憩時間なんて取っていないと思います。
愛煙家の方々にとっては、タバコを吸うための時間なんてわずかなものだと、
そのくらい勘弁してくれよ、と言いたいと思いますが、
上に述べたように「ちょっと行ってくる」と任された職員は、その間休んでいません。
だったら利用者さんのいる場所で見ながら、タバコを吸いますというのは反則です。
副流煙による心肺への影響をどう責任取るんですか。

わたしの施設では、そうした議論の中で愛煙家の方から出た、
決められたマナーが守れなかったら全館禁煙します、と提案から
最終的に禁煙が決まりました。

theme : 福祉のお仕事
genre : 福祉・ボランティア

環境としての職員

毎日のように事務所を訪れる利用者さんが何人もいます。
取り立てて用もないのに、わたしの名前を連呼する人もいます。
その顔はどれも曇りのない笑顔を持っています。

わたしや同僚の職員たちは、障害者自立支援法で
施設の将来がどうなってしまうのか、正直不安です。
このところこうした利用者さんとのふれあいも数年前に比べたら
少なくなってしまっているように感じています。
単に後輩が増えて、自分たちがえらくなってしまったからだけでは
無いような気もします。

それなのに利用者さんたちは変わらずわたしたちに微笑みかけてくれます。
わたしはココロの揺らぎは伝染すると思っています。
職員は利用者さんを前にしたら、不安を顔に出してはいけないと思います。
プライベートも含めて、ココロにいろいろなものを抱えていると
そうした基本も忘れてしまうこともあるでしょう。

いつでも何でも無いように、「今日は何しようか」って普通に接することができる、
そうしたことが大切だと思います。
そして、ひとつ言えることがあるならば、
利用者さんには何も責められるものはありません。
利用者さんの不安定などは環境が引き起こすものであって、
決して利用者さん自身に問題があるからではないことを
理解して欲しいと思います。

わたしたちの仕事は利用者さんの生活を支援することにありますから、
主体は利用者さんにあります。
だからこそ職員はそれぞれの場にあっては、
壁に掛かっている絵であったり、BGMとしてかかっている音楽と同じように
ある種の環境の一つであるくらいと気持ちでいた方がいいと思います。
影響を与えるにしても、より豊かな生活を送って頂くために、
良い方向へ向かうような働きかけを心がけましょう。

間違っても自分のプライベートのはけ口にしたり、
利用者を自分の思い通りにしようとなど思ってはいけません。

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誇れるものがありますか?

社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士。
どれも障害者福祉に関連の深い国家資格です。
その他にも理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士、義肢装具士、視能訓練士。
しかし、知的障害者が対象となりそうな国家資格はありません。
別に資格がなければ仕事をしてはならないということでもなく、
ただ、ウチの業界は軽んじられているのかなぁと、ふと思ったからです。

実際、彼らといっしょに生活をしていると十人十色というのか、
それぞれの障害の状況も程度もそれぞれであることに驚きます。
どの施設も独特の支援方針をもってやっていることからも、
一様でないことはわかります。  まぁ、他の種別においても同じ事でしょうけど。

わたしの施設の特徴としては、行動障害を伴う自閉傾向のある方が多いことがあげられます。
こうした利用者さんに対してティーチなどの特定の療法を実施しているのではありません。
では改めてわたしたちの支援の実践で誇れるものがあるのだろうかと考えると、
さて、何だろうと困ってしまいます。

支援費制度がはじまって、選ばれるサービス提供者という立場を意識して、
他との違いをはっきりさせるためにも、
この問いかけを常にココロに留めていなければならないと感じます。

プロジェクトチーム進行中

昨日、将来構想に関するプロジェクトチームの話し合いがありました。
法人役員と施設の職員が集まる会議です。
テーマは現在ある作業棟などの資産のリフォームについてでした。
これまでの話し合いの中で現在ある資産を使い切っていないのではないかという議論があり、
また、新たに起こそうとしている事業に対応するためには、
この際お金をかけてキレイにしましょうという話でした。

施設関係者であればご存じのことと思いますが、
この4月から自立支援費の支払いが日額になったことや何やらで、
結構な減収になっていて、支出については慎重にならざるを得ない状況です。
しかし、使い勝手が悪かったり、古びてしまった建物のままでは、
新しいお客さんを迎え入れる上では、イメージは大切ですから
環境整備を今のうちからやっておきましょうという方針が決まりました。

もう一つの観点は、ウチは入所更生施設でしたから、
生活面中心で、作業活動はメインな事業ではありませんでした。
それなのに結構りっぱな作業棟を持っていました。
以前地域の小規模作業所の職員が見学に来たとき、
そのスペースの広さと設備の揃い方に、かなり羨ましがられたことを思い出します。
せっかくの資産を使い切っていないことと、
更生だから作業を頑張らなくてもいい、という意識を変えていこうという思いが
このプロジェクトにはありました。

話の中では、この作業棟自体が新しい「○○工房」というように名付けて、
小規模作業所や地域活動センターのように使っていったらどうかという意見もありました。
そうして現在の利用者さんも外から来る利用者さんも、日中はここに通うんです。
法人役員もそのあたりの話に、とても乗ってくださっていたので心強く思いました。

こうしたプロジェクトチームでこれからの方向性を話し合っていくことで、
関係する全員が同じ方向を向いて歩いていけるようにならないと
不透明で財政難な将来を乗り切って行かれないんだろうと思います。

国の武勇伝??

しばらく前から注目している"lessorの日記"というブログで気になる情報がありました。

lessorの日記 : [近況]530万?

昨日の社会事業大学の平野方紹氏の報告の中にも具体的な数字が出ていたので紹介しいます。
今年度における地域生活支援事業の10月から3月までの6ヶ月間で200億円が計上されている。
補助率は1/2なので実際の事業費規模は400億円ということになる。
現時点での統合合併によって少なくなった自治体数を大雑把に2000自治体とすると、
1自治体あたり2000万円の事業費ということになる。
(政令市や中核市は無視しています)

地域生活支援事業には、5つの必須事業があります。
  ・相談支援事業
  ・コミュニケーション支援事業
  ・日常生活用具給付等事業
  ・移動支援事業
  ・地域活動支援センター機能強化事業
これもまた単純に5で割ると、一つの事業にあてられる事業費はたったの800万円。
2人分の常勤職員を雇う人件費で終わってしまうくらいの事業規模なんです。
ここまでしか国は補助しませんよ。
これ以上になったら市町村は持ち出しでやってください。
これでは自治体ごとの格差が出てもおかしくありません。

そうなんです。
国は地域生活支援事業を市町村が独自で考えて運営して行って下さい、
サービスに格差があっても、自主性に任せるのですから勝手にやりなさい、
実施要綱は決めてあげたのだから、運営要綱は自分たちで相談して決めなさい。
これに関しては地域格差が起きることは構わないという姿勢なんですね。

lessorさんがおっしゃっているように絶句するしかありませんね。
いえいえ、それ以上にオリエンタルラジオじゃありませんが、
あっちゃん、スゴイよ、スゴすぎるよ!!!!と絶叫してしまいたくなります。
こんな国の武勇伝は聞きたくありません。

JD研修会〜報告編

昨日の研修会は日本障害者センター(JD)が主催する障害者施策セミナーPart1
「徹底検証!障害者自立支援法施行後の実態と課題」というテーマでした。
主催者側の冒頭の挨拶でも、唐突にはじまった自立支援法が、
行政(県など)でさえも、しっかり把握していないという状況を改めて検証しましょうということでした。

はじめに立命館大学の峰島厚氏から6月26日の課長会議後に出てきている
具体的な制度の現状と問題点が提起されました。
続いて日本社事大学の平野方紹氏より、今自治体で何が起こっているかというテーマで、
自立支援法に対応する自治体の混乱の現状と具体的な問題点が挙げられました。
思った以上に参加者が多く、遠くは九州から参加される方もあって、
会場がいっぱいになるくらいでした。

わたしの知らなかった新情報としては、
6月26日の課長会議の席上で、「地域活動支援事業については、これで終わりです」
と言って、国としては実施要綱を出したので今後は何も出ませんよ、と伝えたと言うのです。
このことは資料にはひと言も触れられていないで、口頭のみで伝えられたというのでした。

今、市町村に対して、地域活動支援事業はどうなるんですか?と問い合わせて
「国からの情報が来ていないので・・・」と言った返答があったとしたら、
いくら待っても具体的な指示は一向に来ないというのが事実なんですね。
それなのに1ヶ月ちょっとで10月になってしまいます。
わたしの施設のある自治体もはっきりしていなくて、不安でいっぱいです。

うがった見方をすれば、国としたら、

地域活動支援事業は市町村の裁量的経費として
フリーハンドに使ってもいいですよ、
その代わりあなた方が決めたことだから責任は取りませんよ。

という事なのでしょうね。これは重要な点です。
障害者福祉に対して国は一部で責任を放棄して、市町村に責任転嫁したということです。

介護保険とのすりあわせの中で、義務的経費とした介護給付と訓練等給付については、
強引なやり方で関連づけて、統合してもお荷物にならない程度に
報酬体系とかいじってしまっているのではないかと推測されます。
だから人員配置基準も介護保険並みでマクドナルド方式の
看護師や生活支援員が1名常勤でいれば、あとはパートでもいいんですよとなる。
極端な話、施設長だって非常勤でもいいんですよ。

2人の今後に対する展望は一致して、介護保険との統合が示唆されていると言います。
制度設計や報酬体系を見ても、介護保険を十分に意識した設計になっていて、
"まずは統合ありき"を前提に見切り発車してしまっているように受け取られました。

では、これからわたしたちは何をしたらいいのか。
すぐさま問題となっている障害程度区分認定については、
特記事項についてできるだけ認定員に書いてもらうこと。
そうやって地道に介護保険とは違うという実績を積み上げていくしかありません。

次に障害者福祉計画に対する対応ですが、
9月までには具体的な障害者のニーズをとりまとめ、
それを具体的な量にして伝えないとダメです。
そうした積み上げをすることによって、国のミニマムを保障させる。
それをわたしたちで作っていくしかないのだそうです。
これまでも一つの先駆的な施策を一般化してきた実績があるではないですか、
一緒につくろうではないですか、と講師は訴えていました。

最後に平野氏から報告のあった自治体(特に市町村)の実態については、
なんかお互い様だなぁという印象を持ちました。
国はテーマごとに別々にチームを組んで作っているのに、
市町村では担当者が一人の課長であったり、少ない人員で処理している。
さらに現行からある事業も同時進行で対応しなければならない。
そんなことだから説明会でも国の資料を棒読みするしかないものわかります。

こうした混乱を作り出している元凶は、どこにあるのでしょうね。
やっぱりわたしを含めた国民全体にあるんだろう。
全てに対する無関心、無気力なんかが遠因にあるように思います。

廃案から1年

ちょうど1年前の8月8日、参議院本会議で郵政改革法案が否決され、
衆議院が解散になってしまいました。
それに伴って国会は閉会され、
審議未了となっていた障害者自立支援法案は一度廃案になりました。
気がつくと1年というものは早いもので、
この10月には居宅事業につづき施設系を含めた全てが施行される状況です。

わたしの施設では、施設系は現状維持で旧体系で行くことを方針決定しています。
しかし、それだけでは収入減は目に見えているので、
新規事業に着手するための準備を始めています。
まぁ、今は夏休みモードなので、あまり動いているようには見えません。
そろそろネジを巻いていかないと思っています。
職員のみなさん、ココロしてかかって下さいね。

実習生と利用者さん

RSSリーダーを使ってキーワードを基にいろいろなブログを読んでいるのですが、
今の時期も学生さんたちの実習のシーズンのようですね。
「○○で実習をしてきました」というような記事をよく見かけます。

障害者施設での実習というのは、学生が希望して来るものなのか、
それとも学校側の都合で決められるものなのでしょうか。
ウチの施設にも年間を通してたくさんの実習生がやってくるので、
いろんなタイプの学生がやってきますね。

わたしは直接指導したりすることはないので、遠くから見ているだけです。
それでも食事の場面では、わたしたち間接処遇も一緒に食事をするので、
ときどき実習生に声をかけることもあります。
実習生に限らず、初めて障害者の施設にくる人は多いんでしょうね。
最初は「慣れましたか?」なんて話をするのですが、
口には出さないのでしょうが、やっぱりちょっと怖いとか思うのでしょうね。

一般的に自分が生きてきた中になかった文化に出会うと、人はまず警戒すると思います。
学生は実習に来る前には事前学習をしてくるのでしょうが、
教科書に書いてあることや先生の言葉だけでは全てを知ることなどできません。

実習の初日の実習日誌に多くの実習生が書いていることがあります。
「はじめて施設の玄関を開けると利用者さんに挨拶をされたのでホッとしました」
わたしの施設には、外来者がくると必ず挨拶をしている利用者さんがいます。
「こんにちは」と言って、握手を求めます。
この一言で実習生の第一印象が決まってしまうことが良くあります。

その他にも外来者がくると手を引っ張って施設内を案内してくれる利用者さんもいます。
自分が書いた絵を持ってきて、"あげる"とばかりに差し出す利用者さんがいます。
積極的に実習生に関わろうとする利用者さんが実習生を支える姿をよく見かけます。
(逆に考えると忙しくしている職員よりも、興味の対象となっているという面もある)

"知的障害者ってどんな人たちなんだろう"っていう不安感が、
なんだわたしたちとそんなに変わらないじゃん、って感じてくれたら嬉しい。
しかも、そうした思いにさせているのが利用者さん自身であることを
わたしは知っています。

貫戸朋子さんという人

ポプラ社で発行している"月刊プシコ"という雑誌を定期購読しています。
これは心理学を勉強しているうちに創刊されると聞いて創刊号から読んでいます。
毎号、楽しみにしているページはインタビュー記事と連載コラムです。
同年代の精神科医の香山リカさんが連載を書いていることも読み続けている理由でもあります。

今号のインタビューは"元国境なき医師団の医師"貫戸朋子(かんと・ともこ)さん。
産婦人科医師を辞め、93年に日本人として始めて医師団に参加しました。
インタビューの中で俳優の米倉斉加年さんの言葉を引用して、
「わたしは群れません」と言っていました。芯の通った生き方をしている風に受け取りました。

産婦人科医の現状は医師の数が減っていることもあり、
仮眠もとれずに夜中にお産で呼ばれるような過酷な労働条件にあるそうです。
それでも「当直はしない、お産は扱わない」と決めた時には
同じ産婦人科医に批難されたと言います。
でも考えて判断した、そして行動したそうです。

「今の日本人は根源的な軸がない」とも言っています。
かくいうわたしも突き詰めれば自分を決める軸がはっきりしているとは言い切れない。
おぼろげながら子どもの頃に考えていたことは、
高校を卒業したら働く、そのために普通科の高校へは行かない。
何にしろ働きたいと思っていました。

そして就職してからは公の仕事を続けて来ましたが、
対象とする相手を狭くしてきたように思います。
国鉄にいた頃には、関東一円が対象地域だったものが、
区役所に転職したら、区民が対象者になっていきました。
山梨にUターンするのであれば、もっと狭い対象者を相手に仕事がしたいと
福祉のしごとを選びました。
転職をつづける度に、顔がみえる仕事がしたいと思うようになったんだと思う。

話がちょっと飛びますが、
サッカー日本代表の新監督オシム氏は「考えながら走れ」と言うそうですね。

わたしも、今の日本人は同調傾向が強くて、
みんなと同じでいること、無難な方を選ぶことが多いと思います。
そうすることで責任を回避しているようにも思います。
そのくせ、権利ばかりを主張するのは、どうかと思います。
じゃあ、おまえはそんなことは無いのか、と返されれば、
絶対無いとは言えませんけど・・・・・・。

なんかまとまらなくなってきましたが、
要はこうした強い意志をもった女性の話を読んでいると、
わたしもなんとかしなくちゃと勇気が湧いてきます。

やっぱり自治体格差

障害者問題のメーリングリストに参加しているので全国各地の情報が入ってきます。
先日入ってきた情報では東京都杉並区が7月に区民対象に開催しました説明会の報告がありました。
同時に資料も添付されていたので、ダウンロードしてさっと読んでみました。
とてもきめ細かく10月に向けた方針が出されており、とても勉強になりました。

それに引き替えわたしの施設のある市では、
いまだに近隣の自治体の動きを見ながらなどと言って、
地域活動支援事業で何を実施するのか全く見えてきません。
はぁ〜この差は何んなんだろうとアタマを傾げてしまいます。

圏域ネットワーク会議の事業者部会が先日開かれるなど、
それぞれの立場で意見交換を進めているのですが、
福祉計画の大本をつくるのは市町村となっているのですから、
自治体関係者は忙しいと思いますが、しっかりやって欲しいと思います。

生活系?就業系?

わたしの施設は10月からの新事業体系では無くなってしまう入所更生施設です。
春のうちから新事業体系に移行できるかどうかの検討をしています。
現時点での判断としては、新事業体制にはすぐには移行できないとしています。
しかし、いずれは・・・という事がわかっているのですから、
利用者のタイプを2種類に大きくわける検討を続けています。

措置時代から支援費が始まった頃までは、スタッフが揃っていたこともありますが、
わりとしっかりと作業活動ができていました。
どんなに障害が重い利用者さんもわずかの時間でも作業に向かっていました。
しかし、このところ職員の入れ替わりなどもありなかなか作業が組めません。

もともと作業活動に向いているタイプの利用者さんはそれほど問題にはなりません。
しかし、地道にこつこつ作業ができるようになっていった利用者さんにとっては、
作業の時間が取れなくなるとスキルが下がっていくことがはっきりしてきます。
しっかりと何かを作ることを目的とした作業のできるグループと、
余暇活動というのか創作的な活動くらいがちょうど良いグループと、
作業には向かない生活介護系のグループと分かれるようになってきました。

トップのレベルでも就労移行支援事業を選べる人がいるかどうか。
そんな状態だから作業に向いているといっても新事業体系には・・・・・?
では生活系はどうかというと、障害程度区分判定という難物が立ちふさがります。
知的障害者の場合、食事も自分で食べられるし、移動も一人ですたすた歩きます。
いくら行動障害があって、生活のリズムがうまく作れませんと言っても、
判定項目には反映されないような気がします。
医師の診断書があって判定が上がると言っても1つ上がるだけでは、
到底、生活介護が受けられる区分4以上には、とてもなれない可能性が高い。

何かウルトラD級の上手い手でも思いつかないとどうにもならないかも知れません。

夏祭りをやりました

昨晩は地区との合同の夏祭りでした。
利用者さんの中にもこの日を待ち遠しく思っている人も多く、
「お祭り」とか、「やきそば」などと声をかけて確認にきていました。

お祭りの日の午後は入浴後は、それぞれお祭りモードに着替えです。
男性利用者は甚平やはっぴに、女性利用者はゆかたに着替えます。
こうして着替えるとますます気分も盛り上がってきます。

会場となる近所の公民館の広場には、ちょうちんや露店の屋台ができています。
こうしたセットは全て地区の青年部や消防団の方々が用意してくれます。
露店ではフランクフルト、やきとり、かき氷などを地区の方々が行い、
わたしの施設からはやきそばとヨーヨー釣りを出します。

午後6時になると、祭りに先立って百万遍念仏の行事が行われます。
これは地区の無病息災と五穀豊穣を祈念するもので、
大きな数珠を車座に座った人たちでグルグル回して行います。
こうした行事は、あまり施設の利用者さんや職員は知らないかも知れないですね。

6時30分になって夏祭りが始まりました。
今年のアトラクションは太鼓のグループが演奏をしてくれました。
太鼓のリズムは利用者さんたちにも入りやすいので、
じっと見入っていたり、手で太鼓をうつマネをする人もいました。
中には目の前のやきそばや焼き鳥に夢中の人も・・・。

続いてはスイカ割りならぬ、紙風船割りです。
昨年までは本物のスイカを割っていたのですが、
いろいろな問題があったのでしょうね、今年は紙風船になりました。
最初に地区の子供たちに混じって利用者さんたちも風船割りに挑戦していきます。
なかなか見事に"パン"と割るのは難しいようですね。
割れたら賞品をもらえて、割れなくても参加賞をもらって喜んでいます。

その後、恒例の愛育会が中心となった盆踊り大会です。
毎年のように同じ曲がかかるので、利用者さんも上手に踊ります。
盆踊りでは地区の人と利用者さんが手を取り合っている姿を見ると、
本当に地区の人々と利用者さんが一体となっているなぁ思います。
職員も利用者さんも本当に楽しんで踊ることができました。

お祭りの締めはいつものように花火です。
今年は地区の計らいで特別の花火を用意してくれましたので、
例年よりも豪華な花火を見ることができました。

これが終わると今年の夏祭りは終わってしまいます。
祭りの後というものはやっぱり寂しいものですね。
ある利用者さんは「お祭りある?」と聞いてきます。
「お祭りは終わりました、また来年ね。」と返すと、
毎年のように「また来年」と返してくれます。
今度は秋にコンサートをやるから楽しみにしていてくださいね。

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プロフィール

Heart さん

Author:Heart さん
山梨県にある知的障害者の入所施設で事務員をやっています。
障害者福祉を話題の中心に、うつくしいものやココロについて日々感じたことをつれづれなるままに綴っています。

座右の銘は、「日々是好日」です。
過去でも未来でもない、今を大事に生きていきたいと考えています。
  since 2007/05/13

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メールの宛先は、
Heartsan08☆gmail.com まで。
迷惑メールが多いので、☆→@に直してお送りください。

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