大幅見直しは何処へ行った?

『お仕事のこと』カテゴリーの200件目の記事です。
このブログを始めた2004年の11月は、
ちょうどグランドデザインが発表されて、
これから施設はどうなるんだろうと不安に思って、
ネット上で情報を集めまくっていた頃です。

2006年4月から施行された障害者自立支援法は、
大きな変革も無いまま粛々と運用され、
約束の3年目に入り、3ヶ月が過ぎました。
当初から3年を目途に見直しを図るとされていました。

『大幅な見直し』と年明け早々に息巻いていたものが、
年金問題に後期高齢者問題の陰に隠れて、
全く審議されないままに国会は終わってしまいました。
その後も石油高騰の話で持ちきりとなっています。
どうなってしまっているのでしょうか。

あれほどテレビニュースでも取り上げられる程の
盛り上がりのあった自立支援法の論議が嘘のようです。
先日、社保審障害部会が開催されましたが、
資料を見ても今後の議論が全く伝わってきませんでした。

緊急対策を受けて利用者負担額の軽減措置がされ、
7月から利用者負担が下げられました。
それで喜んでいる訳にはいきません。
このままなし崩しに時が過ぎて行ってしまうのでしょうか。

わたし自身も今の状況に馴らされてしまっていて、
何をしなければならないのかも分からなくなっています。
実は、それが狙いなんじゃないかという気もします。
戦前前後を通じて、政治がやってきたことなので、
今さらあげつらっても仕方のないことですね・・・・・。

なんか主張もへったくれもない200件目になってしまいました。

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役所にいちゃもん!

2008年も半分終えてしまいました。
今日から残り半分を"粛々(しゅくしゅく)と"こなしていくことでしょう。

さて、春の事務仕事のピークを終え、
役員会も決算も滞りなくこなしてきて、
ようやく落ち着けるかなぁと思っていた矢先、
ちょっと事務仕事でイライラする出来事がありました。

この時期、利用者負担額の軽減のための書類書きをしていました。
添付資料の中にその方の課税状況の確認書類として、
非課税証明書を取得して提出しました。

しかし、その書類を提出して数週間もしないうちに、
提出した担当と同じ課の別の担当より、
別の申請書の添付書類として、
またしても課税状況の確認のために書類を出せといってきました。

みみっちい話をすれば、
役所に行って証明書を取れば、当然手数料を取られます。
さらに全部の提出先の自治体がヨーイドンで、
同じ日に申請依頼をしてくれれば一度に済みますが、
五月雨式にバラバラに送られて来て、
提出期限もバラバラですから、その都度対応しなければなりません。
ここ何週間で何度役所に出向いたことか・・・。

そこに来て同じ書類をもう一度出せとは。
ちょっとカチンときました。
そのため、とある自治体に掛け合うために電話をしました。

どうやら先方の説明によると、
最初の利用者負担額の書類に添付する課税証明書は、
コピーでも良かったようで、
2度目に提出する課税証明書はホンモノでなければならないそうです。
誰だって証明書を取ってきたら、そのまま送っちゃいますよね。
わざわざホンモノを残してコピーを取ったりしませんよね。

役所の内部では「そういうもの、そう決まっている」と、
当たり前の事かも知れませんが、全然親切じゃありません。
後から出すであろう書類がホンモノでなければならないと
判っているのであれば、最初にそう書いてくれればいいものを。

結局は役所内でコピーをしてくれるので、
改めて送る必要はない、と言ってくれました。

役所の人には当たり前でも、
一般の人たちには、そうでない事はたくさんあります。
『居酒屋タクシー』などの高級官僚と一緒にされるのは、
迷惑かもしれませんが、
役人は全体の奉仕者として、市民に優しくあって欲しいです。

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O画伯の絵画展

今週の後半から来週にかけて、
施設の近くのギャラリーで利用者・Oさんの絵画展が開かれています。
今回は一人の利用者さんと地域の現代作家の方との
コラボレーション展として開催されました。

この利用者さんに限らず、ウチには大勢の画伯さんがいます。
今回はOさんの個人展ですが、
毎年のように施設の行事としての作品展を開催しています。
最近は県立美術館の学芸員が指導に当たっていただけているので
いろいろな画材を使った作品もたくさんできてきます。

さて、Oさんの絵はクレヨンを使った人物画や風景画です。
彼女の絵は画面の明るさが特徴です。
ご本人の自画像を描いたものが多いのですが、
旅行に行った時の風景やお買い物をした時の事とか、
そうした場面を施設に戻ってから、
とても正確に描写して、画面いっぱいに描かれます。

店番をしていた方と語り合ったのですが、
その方は、これまでウチの施設をご存じなかった方ですが、
Oさんの絵を見ていて、
「ほんとうに施設での生活が楽しい様子がわかります」
と、おっしゃっていただけました。

今回飾られた作品は、新しいものでも5.6年前のものです。
ご本人が体調を崩された事もあるのため、
最近は、なかなか描いてもらえません。
描いていた頃を知っているわたしからすれば、
あの頃は、ほんとうにいい時代だったなぁと、
これらの作品を見ながら感慨にふけってしまいました。

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実習生とホタル

万力公園のゲンジボタル(2006)

今夜は日曜日に続いてホタル狩りに出かけました。
しかも今夜は2人のお伴つきでした。
先週より都内の学生が実習に来ていましたので、
きっとホタルは珍しかろうと思い、誘ってみた次第です。

施設の夕食を食べた後に待ち合わせをして、
少し離れた万力公園まで行きました。
わたしは何度も来ている所なので、
暗闇でも平気なのですが、
さすがに彼女らは怖いかもしれないと思い、
まだ薄暗い時間に行ったのですが、
それでも結構たくさんのホタルを見ることができました。

わたしは離れたベンチで待っていて、
彼女らに思う存分楽しんでもらいました。
最初は大人しめの反応だったのですが、
帰り間際には結構感動してくれていたようで安心しました。

帰り際にちょっとしたハプニングがありました。
小川から離れた遊歩道を歩いていた際、
群れから離れた1匹のホタルが、
わたしらの目の前に現れました。
さっと手を差し出すと、わたしの手のひらに停まってくれました。

手のひらに降りても点滅を繰り返すホタルを、
彼女らに見せると一人の学生がちょこんと触って、
『きゃ、ホタル触っちゃった!』と、
学生らしい反応でわたしを喜ばせてくれました。

どうして捕まえられたのか不思議に思う学生に、
『心ある人は判るんだよ』とうそぶいてみましたが、
正直わたしも驚いています。
その後、せっかくだからと新日本三大夜景に選出された、
笛吹川フルーツ公園からのパノラマ夜景も寄って帰りました。

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施設長面接

今日は施設長との面接がありました。
普段から隣り合わせで意見交換をしていることもあって、
わたしとの面接が一番最後になりました。
以前、部下との面接の時に書いたように、
やっぱり立ち振る舞いの事について注意がありました。

ここでも時々書くことがあるのですが、
わたしは思ったことを言わずにはいられない所があって、
ズケズケと言ってしまうことがあります。
施設長も施設の運営面について、
建設的な意見を会議などで言うことはとても良いのだが、
言い方によっては他の職員を萎縮させてしまったり、
やりこめて、グーの音も出なくさせてしまったりするのは、
あまり感心できないと言うような注意をいただきました。

自分でも思い当たることがあったので、
普段から職員と話すときに気をつけなければと思いました。
やっぱり反省だけならサルでもできるというものですよね。

本来は面接の時間は30分程度とされているのですが、
業務管理シートの話から脱線して、
運営に関する打ち合わせ会のようになってしまうため、
やっぱり2時間くらい話し込んでしまいました。
しかし、こうした意見交換が大変必要なことだと思っています。

施設長とは普段から雑談を交えて、
政治の事とか、日常のニュースの話とか、
時にはお互いの前職でのエピソードなんかも話せたりするので、
一般職員とは違った視点で話ができています。
そうした点では上司の考えを普段から知ることもでき、
施設が目指すべき方向を一緒に考えさせてもらえるので、
これからもたくさんの話をしていきたいと思います。

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セールスマン対応

今日会社にコピー機の営業担当者が来ました。
リース契約をしているので、ちょくちょく顔を出してくれます。
先日、販売店でイベントがあることから、
デジタル複合機の提案の話があったので、
『これこれこういう感じの提案をしなさい』と、
具体的なリクエストを出しておいたものを持ってきたのでした。

実は、わたしは大の営業嫌いなんです。
というか、“売り込み”嫌いです。
欲しいものはこちらが欲しいと思うときに
カタログでも見積もりでも、こちらが主導でいなければ気が済みません。
ですから、飛び込みで営業に来ようのものなら、
話を聞く前から『必要ないから・・・』くらいのことは言ってしまいます。

しかし、この営業マンはわたし的には特別のようです。
長い付き合いがあるということが一番ですが、
営業職としてメゲない根性があるように思っているからかもしれません。
ですから、今回もこちらが指示した以上の提案を持ってきました。

結論から言えば、うちの会社の上の方からは、
設備備品の購入にあたっては慎重にせよ、という下命があるため、
せっかくの提案をもらっても、買い換える気持ちはありません。
しかし、しっかり提案は聞きました。
その上でこちらの考える使い勝手や問題点などを伝え、
営業マンもそれに対しての対応策や次なる提案などを返してきます。
その上で法人の姿勢として、今は買えないと伝えました。

端から買わないことを決めているのに、
『提案を持ってこい』と言うのは失礼なことかもしれません。
それでもモノ売りの営業の仕事をさせてあげたいと思うから、
リクエストを出しているつもりです。

わたしは買いませんが、情報は伝えているつもりです。
こちらも信頼できる担当者かどうかを見定める必要があります。
それにはお互いにプロとして(わたしは顧客のプロ?)、
どうしたらお客さんの喜ぶものを提案できるのか?
どうしたら会社に必要で、良いものを買えるのか?
そのための対話が必要だと思って対応しています。

でも、うちの会社の場合、その土俵に上がるまでの
ハードルは高いかもしれませんね。

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自閉症者への支援

ウチの会社の利用者さんには自閉症と診断された方が
たくさん利用されています。
しかし、平均年齢が40歳を過ぎていますから、
最後に判定されたであろう20数年前では、
近年の診断とは全く違ったものであったろうと思います。

というのも最近日中一時支援で、
支援学校の2年生の児童が放課後支援で来ています。
この男児を見ていると、
これまで10数年つきあっている利用者さんと、
似かよっている点も見られますが、
わたしが自閉症の常識と思っていたことが
通用しないような印象を持つくらい、
違った面を見せることがあります。

一人の児童しか見ていないので
正確なことは言えないのですが、
20年前に比べたら、
今は低年齢から、より的確な保健指導や
療育が施されてきているのではと思います。

社会に対しても発達障害者支援法の制定もあり、
その頃に比べたら、その存在もある程度認知され、
『自閉症』という言葉も一般化されつつある気がします。
(ちょっと言い過ぎかな?)

それでも現実に支援をしてみると、
自閉症スペクトラムとは良く言ったもので、
一人ひとりの個性豊かな方々を前にしては、
『難しいなぁ』と感じることは変わりません。

わたしは彼らに対して、
違う文化を持った方々という思いで接しています。
だからこそ彼らの文化を認め、
彼らの行動の様式を学びたいと思っています。
こちらの文化を押しつけるではなく、
お互いの文化の違いを埋める接点を見つけるのが、
支援の方法論のような気がしています。

あれっ、最初の書き出しから話がずれていってますね。
夜更かしのしすぎで混乱してしまっているようです。
それでは、さっさと眠ることにしましょうか・・・オヤスミナサイzzzz・・・


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原点に帰る

昨日、施設にて保護者会がありました。
わたしは事務報告をするために毎回出席します。
一つは預り金の残高報告。
もう一つはこの時期に自治体から送られてくる、
『利用者負担上限月額の見直しに係る手続き』についてです。
この書類については毎年保護者からも問い合わせがあるので、
しばらく前から書類の書き方について記入例を書いて、
保護者に渡すようにしています。

わたしの会社は元々、障害を持ったお子さんの家族が作った会社です。
ですから設立当初からの理念として、
障害を持った本人ばかりでなく、
法人と家族のつながりも大切にしていくという方針があります。
ですから毎週末に定例帰宅を行い、
保護者も大変だけれども、本人と家族の生活も継続してきました。

今回の保護者会では、新しい経営理念ができたことから、
理事長から設立当初からの理念について語られました。
文言は変わりましたが、新しい理念も考え方は変わりません。
施設長・支援部長からも何度も『原点に帰る』という言葉が聞かれました。

組織が継続していくためには、
設立した時の理想・理念が継承されていかなければ
仏作って魂入れずといったものになってしまいます。

障害者自立支援法の影響で、
報酬的にもかなりの厳しい運営が迫られています。
しかし、そうした理由で処遇を大きく変えることはできません。
今回の保護者会でも厳しい現状が報告されました。
これからも保護者の忌憚のない意見を聞き入れ、
おかしいところは改善していくとまとめられました。

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担当って?

知的障害の施設に限らず、担当制ってあると思います。
ウチの会社の場合で言えば、
利用者さんそれぞれに一人の担当がいます。
当然職員の方が少ないので、
常勤の職員などは複数の担当を持つことになります。

ウチには定例帰宅があるため連絡帳があります。
連絡帳を書くのは担当の仕事です。
それはそれで大変なんでしょうが、
他にも担当としての仕事ってあるように思います。

わたしは他職種なので、
いろいろ言っちゃあいけないのでしょうが、
経験の短い非常勤なんかを見ていて、
担当としてのやるべき業務が分かっているのか
心配になることがあります。

日課の事や活動の進め方とかは、
毎日やっている事だから先輩職員は教えられるけど、
利用者さんへの担当としての業務って、
それこそ一人ひとりで違ってくる訳だから、
教えるのも難しいんだろうなぁとは思います。

たまたまわたしは在籍年数が長いので、
それぞれの保護者と話す機会もたくさんあります。
だからどの保護者がどんな事に関心を持っているか、
意外と分かっています。

近々保護者会や個別面談があるので、
わたしは小姑根性丸出しで気が気ではないのです。
今日も同僚の事務員と一緒になって、
『保護者は、その日一日で1年分を見ていくから怖いよ』
とおどかしてしまいました。

親からすれば担当は変わらないでくれたら、
きっと安心できるのかも知れませんね。
でも、職員も入れ替わりがあるから
なかなかどうして叶うものではありません。

担当の引き継ぎが、しっかりできるといいんでしょうけど、
現実には、なかなか難しいんだろうな。

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theme : 現場職員のぼやき・悩み
genre : 福祉・ボランティア

福祉マインドは変わらない

今日の午後、お気に入りの喫茶店で
ミルクレープケーキをほおばりながら、
全国の施設から送られてきた機関誌に目を通しました。
以前にも取り上げた某国立施設の園長の記事が目にとまりました。
年度替わりの異動に際して、感じたことが書かれていました。

ベテラン職員から次世代の職員にバトンがわたされていく。
先輩の良いところを後輩が見習い、
世代を次ぎながら組織の理念が引き継がれていく。
『個人の美質が組織の美質になっていく』
そうしたことが現実のものとして目の前にあることに感動したそうです。

この園長が職員達に常々お願いしていることは、
『支援者として専門性を研鑽することは勿論のこと、
 まず成熟した社会人であってほしい』
ということだそうです。
そこで成熟した社会性の例として、
『己を知り、他者を慮る』と書いています。

昔話になってしまいますが、わたしの会社も良き時代には、
アクの強い職員ばかりが大勢いて、
それぞれが各方面で競い合うように多彩なタレント性を発揮し、
それぞれがお互いの良いところを認め合いながら、
利用者さんの笑顔のために切磋琢磨していたように思います。

いまでもアクの強い職員(わたしを含め)はいますが、
非常勤化をすすめた時期もあったことから、
若い職員は大人しい人が増えてきてしまっています。
別にアクの強さを求めている訳ではありませんが、
自分の強みをアピールできる職員は少なくなった気がします。

そのかわり他者を思いやる職員は、
昔と変わらず居るように思います。
体調の優れない同僚を気遣い、上司に掛け合い勤務を変わったり、
忙しそうな職員に変わって、記録を同僚の分まで書いたり、
そうした気遣いを見ると嬉しく思います。

現在のウチの基本理念には、
『利用者の笑顔のために』という言葉があります。
昔も今も、マインドの部分では変わることはないと思います。
全ての職員が一つの目標に向かって、
自分に何ができるのか、そして他者と協力して、
何をしなくてはならないのか。
先輩職員はこれまでの経験や実践を後輩に伝える役目を、
新人職員は早く対象となる利用者さんを知り、
先輩職員の良いところを見習って欲しいと思います。
また両者ともに、常に新しい援助技術にも関心を持ち、
日々研鑽を積むことをお願いしたいと思います。

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theme : 福祉のお仕事
genre : 福祉・ボランティア

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プロフィール

Heart さん

Author:Heart さん
山梨県にある知的障害者の入所施設で事務員をやっています。
障害者福祉を話題の中心に、うつくしいものやココロについて日々感じたことをつれづれなるままに綴っています。

座右の銘は、「日々是好日」です。
過去でも未来でもない、今を大事に生きていきたいと考えています。
  since 2007/05/13

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メールの宛先は、
Heartsan08@gmail.com まで。

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